てくのすけ

3時10分、決断のときのてくのすけのレビュー・感想・評価

3時10分、決断のとき(2007年製作の映画)
4.5
最高!ラッセル・クロウ&クリスチャン・ベールの緊張感と男気に充ちたロードムービー西部劇。予想のできない物語も緩急付いた演出も場に合った音楽も素晴らしい。決して馴れ合わないながら徐々に深まる絆、両者の譲れない信念の裏にある過去。最初から最後まで面白い。

悪党ながらカリスマ的魅力に溢れたラッセル・クロウ、内面を押し隠し信念を通す様がカッコよすぎるクリスチャン・ベール。この二人の演技が激突するだけでも興奮。血気盛んなローガン・ラーマンが憧憬の目で見るのは果たしてどちらか。優秀な片腕ベン・フォスターも良いです。

予想外の形で繰り広げられる銃撃戦や、ガトリングが出てきたりアパッチが襲来したり鉄道開通が絡んでいたりと西部劇としての要素も豊富。予想外の展開ながら話の流れに無理がないし、ラストには男泣き。本当に良かった。
てくのすけ

てくのすけ