てくのすけ

あしたのジョーのてくのすけのレビュー・感想・評価

あしたのジョー(2010年製作の映画)
2.0
山Pは体の作り込みとキレある動きは大したもんだけど、ジョーの心情が全く伝わってこないし、スロー多用の試合シーンも燃え方に欠けるし、実写でノーガードやりすぎるとアホっぽくてコミックと実写のギャップを感じる。派手に飛びすぎたり、テンカウントを聞かせないのも不満。お嬢さんがジョーになびく理由もよく分からない。

でも伊勢谷友介の力石が存在感あってカッコいいのは牽引力。話があの試合で終わる尻切れ感が余計そう思わせるというのはあるけど。そして何と言っても香川照之の丹下段平が、香川照之史上最高に面白くてそれだけで最後まで観てしまう。あれはスゴい……ジョーのクロスカウンターより破壊力あるぞ…最高。
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