カンパッチーさんの映画レビュー・感想・評価 - 26ページ目

ミーン・ストリート(1973年製作の映画)

3.2

オープニングの「Be my baby」がバックにかかりながらハーヴェイ・カイテルがチンピラたちをポラロイドで紹介していく始まり方はかっこよすぎでした。

とにかくみんな最初に思うことはデニーロとカイテ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

5.0

とにかく後半の畳み掛ける展開はすごい!ノーラン監督の頭の中はどうなってんですかね。とにかく2回目もすぐに見たくなると思います。
そして、パンフレットも必ず買った方が種や仕掛け、解説等詳しく書いているの
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レイジング・ブル(1980年製作の映画)

3.7

ボクシング嫌いのスコセッシが描いた陽の部分の全くない負のロッキーでした。
考えてみるとスコセッシはそりゃボクシング嫌いですよね、タクシードライバーがノミネートされたのにロッキーに掠め取られて、アビエイ
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沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.9

キリストを弾圧したことにも幕府側もきちんと理由があると思いつつ、日本は取り入れたものを独自のものにするからこそ根付かないというのとはまた違うんですかね、解釈の違いでしょうか?

しかし、人を救うはずの
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シャッター アイランド(2009年製作の映画)

4.5

デニス・ルヘイン原作ファンだったので映画館行ったなぁ、暗号とか分かりやすくなっていて雰囲気、音楽ともに好きです。

ただ映画のキャッチコピーの宣伝だけがクソで「あなたは上映開始から、何分でこの謎を解け
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ウルフ・オブ・ウォールストリート(2013年製作の映画)

4.0

とにかくエネルギッシュでぶっ飛んでいて、これでもか!ってくらいに成り上がりのクズを描いた作品。

クスリ、金、女がずっと3時間も続きますがまったく飽きずにスピーディーにテンポよく進むのでとても楽しいで
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ディパーテッド(2006年製作の映画)

3.6

ディカプリオの苦悩の表情を見たいがために何回もディパーテッドを見ていると言っても過言ではありません。
オリジナルも好きですが、こちらのカウンセラーに弱った姿を見せるディカプリオが本当に精神的に参ってい
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アビエイター(2004年製作の映画)

3.1

いや、映画よりこの人の人生を調べれば調べるほど面白いですねー。

なんとなく風立ちぬを彷彿としました、機体が似てたり飛行機のことしか主人公がなかったり宮崎駿のマザコン的な雰囲気が主人公にあるからかな?
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ギャング・オブ・ニューヨーク(2001年製作の映画)

3.2

ギャングオブ~なんてタイトルだけどギャング映画じゃない!
あくまでネイティブアメリカとアイルランド移民の軋轢とその抗争のお話でした。
相変わらずアメリカ人は傲慢ですね。

オープニング導入の盛り上がり
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.0

恥ずかしいことに中学の頃に初めて観たときトラヴィスに影響されてユニクロで買ったジャケットを着てポケットに手を突っ込んで、背中を丸めて歩いたもんです。自分も鍵っ子で家に帰ると独りだったから孤独なのは自分>>続きを読む

ケープ・フィアー(1991年製作の映画)

3.5

とにかくデニーロの七変化なカメレオン演技が魅力的、女装姿が見れるのは本作とスターダストだけですよ!!

めちゃめちゃ粘着質なデニーロですが、正直被害者側の弁護士サムも浮気をしていたりのかなりのクソ野郎
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ハスラー2(1986年製作の映画)

3.2

トム・クルーズとの師弟関係の話だろうと思っていたら、前作のエディの苦い勝利からの復活物語でした。

とにかくポール・ニューマンが中盤からトム・クルーズの演技を喰ってしまっていますね、なにより大好きなフ
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ハスラー(1961年製作の映画)

3.4

勝負師の世界は勝っても負けても非情だなぁと言うことやパイパー・ローリー演じるヒロインの美しさと悲哀さがとても光る作品。

もう主人公がポール・ニューマンだから許せるけど、素人のフリして弱小プレイヤーか
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しあわせへのまわり道(2014年製作の映画)

3.4

派手さはないけど、主演2人の確かな演技でよかったです。
何でもかんでも日本の邦題は幸せの~とか似たようなのつけるのやめてほしいですよね、原題を訳すとかにしてくださいよ!

ウエンディもダルワーンも2人
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リズム・セクション(2019年製作の映画)

1.5

ブレイク・ライブリーは非常に演技頑張ってましたよ、最初のジャンキーのときのやつれ具合とか、、問題はそれ以外がとにかく暗くてアクションもつまらない。
脚本も間延びした演出も全てがダメで本国ではコケたのも
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.9

ディカプリオとプラピ2人の共演を見られるだけでもすごい興奮しますよね、マーゴットも犬もかわいい、憎いマンソンファミリーもズタボロに殺られてくれる、言うことなしです。
映画の中とはいえシャロン・テートや
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ティモシーの小さな奇跡(2012年製作の映画)

3.0

なんという王道なハートウォーミングなお話でしょ!
しかし、自分がピュアじゃないからか親の理想の押しつけやディズニーの感動のゴリ押し感がどうも苦手だなぁなんて思ってしまいます、ティモシーと女の子は可愛い
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前田建設ファンタジー営業部(2020年製作の映画)

4.6

これはシリーズ化してほしいなぁ、マジンガーZじゃない方の格納庫を真面目に設計、見積りするってロマンありまくりじゃないですか!

やっぱりあのプールがパカーって開いて発進するのってスパロボとかアニメ見る
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ザ・ベビーシッター ~キラークイーン~(2020年製作の映画)

3.5

おぉ、続編も流れはほぼ変わらないのに相変わらず面白い!
むしろ前作よりベビーシッター軍団パワーアップしてるし、女性陣は特にフィービー役のジェナ・オルテガがすごくキュート!

やっぱり前作でも魅力的だっ
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ドント・レット・ゴー ―過去からの叫び―(2019年製作の映画)

3.1

うーん、電話先は姪が殺された2週間前の姪からの電話だったみたいなオーロラの彼方へ的な良い題材で姪と2人で協力して捜査するとか時間軸ものだし大好物なんですけど、最初から犯人わかりすぎだし、主人公結構抜け>>続きを読む

救命士(1999年製作の映画)

3.0

ずっとホームレスの命を救えなかったニコラスが延々と病んでて、3人の相棒というか相方たちもぶっ飛んでいる映画でした。
ストーリーもあるようなないような一夜一夜の出来事の話なのですごく面白い!とも思えずニ
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フィール・ザ・ビート(2020年製作の映画)

3.6

The王道ストーリーですが、やっぱり子供がかわいい!なによりこういう高慢で自己中心的だった主人公が周りの影響で変わっていくのっていいですよね。
みんな登場人物良いキャラなんですが、中でもメンバー唯一の
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私にもできる!イケてる女の10(以上)のこと(2013年製作の映画)

3.1

これだけ体を張った下ネタは好き嫌い分かれると思いますが、オーブリ・プラザがやっているからそこまで嫌悪感は抱かないです、ブランディのキャラが天然だけど真面目な子だからかな。

イケてないバージン女のブラ
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劇場版 零 ゼロ(2014年製作の映画)

2.9

零シリーズは5作+DSの外伝含めて全てやってますが、何をもって零とするかによってでこの映画が許せない人が多いのもわかります。
射影機で倒すのもないし、廃村も廃墟もない、人を犠牲とする陰鬱な儀式もない、
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アンダーウォーター(2020年製作の映画)

3.9

まさに深海版エイリアン!

最初から最後まで無駄な部分を全て削ぎ落としてありテンポよく、スピード感もありとにかく10分ごとに場面が変わりハラハラしながら進むので観ていて本当に面白いです。
潜水スーツも
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カジノ(1995年製作の映画)

3.7

今作は比較的デニーロがまともで周りがいかれてますね、なんであんなにサムは神経質なまでに慎重派なのに女と友人だけは間違えてしまったんでしょ?充実した生活っぷりからの崩れ落ちるような転落ぶりは楽しく観れま>>続きを読む

ラストレター(2020年製作の映画)

3.5

リリィシュシュは苦手で四月物語、Loveletter、花とアリスが好きな自分にはドンピシャな作品でした。
やっぱり岩井俊二監督は少女の描き方がうまい。森七菜と広瀬すずの瑞々しい演技はさすがでした。
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トランスアメリカ(2005年製作の映画)

3.8

てっきり主演ブリー役は男性が演じているのかと思いましたが、まさか女性だったとは、、最初はどう見ても男が女性を演じているようにしか見えないし、しかし段々とブリーが女性にしか見えなくなるという本当にすばら>>続きを読む

マイ・スパイ(2020年製作の映画)

4.5

めちゃめちゃ心があったまるアットホームなスパイ映画でした。

頭ゴリラでスパイに全く向いていないバティスタとクリステン・シャールの組み合わせだけで面白いのに9歳の少女ソフィにバティスタが翻弄されていく
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CURED キュアード(2017年製作の映画)

3.7

これだけ沢山のゾンビ映画があっても、まだまだこういうパンデミック後の新しいゾンビ映画ができるというのはすごいです。
現代のこの状況と相まってめちゃくちゃタイムリーでした。

感染した人、感染しなかった
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アイデンティティー(2003年製作の映画)

3.6

短い時間の中でもうまく纏まっています。無駄に長すぎるサスペンスも見習って欲しいなぁ、、。

ひとり?ひとり?のキャラクターにいまいち魅力がなかったり、どうやってあの医者は判断してるんだろうとか疑問もあ
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DOPE/ドープ!!(2015年製作の映画)

3.6

テンポがすごくいいのでサクサク観られました。
舞台がやっぱり黒人の通う高校だから銃やドラッグは切っても切り離せないけど、そこをマルコムたち3人で乗り越えていて、すごく良い青春映画になっていました。
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.6

最後にカメラに主人公が語りかけてきて終わったんだっけ?と昔観たとき、そんな印象しか残っていなかったんですが、そうか!レイ・リオッタの語りが鼻について忘れていたのか。

ゴッドファーザーが理想のマフィア
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バスケットボール・ダイアリーズ(1995年製作の映画)

3.3

マーク・ウォールバーグはこの頃からもうマークですね、ヤンチャで粗暴なキャラができあがってる!
なによりやっぱりディカプリオの薬が切れたときの演技、鼻汁やヨダレが出まくりでママー!!とか、すごい!この頃
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青くて痛くて脆い(2020年製作の映画)

4.0

いや、本当に痛い!青春残酷物語じゃん!

陰キャだからすごく楓くんの気持ちわかるんですよ、最初は2人だけの活動がどんどん拡がってしまって、自分を受け入れてくれてくれた杉咲花がいなくなる気持ちや自分の居
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レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで(2008年製作の映画)

3.4

2人とも怒ってばかりなので観ていて精神を削られるしんどい映画でした。

付き合う過程や結婚までの幸せな時間をまるまるカットして最初から二人の間に漂う空虚な倦怠感、大体パリに移住する計画も、ただただこの
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