特売小説さんの映画レビュー・感想・評価 - 36ページ目

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劇場版 おいしい給食 Final Battle(2020年製作の映画)

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後片付けもあるだろうからきっとまだ忙しい最中、それでも一仕事を終えたところで一息つこうと給食のおばちゃんが、敢えてこう呼ばせてもらうけれども給食のおばちゃんが、牛乳を飲んでるだけの場面があって。

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冬時間のパリ(2018年製作の映画)

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インターネットに書き込まれる情報は玉石混淆、取捨選択の基準を持たぬ限りは溺れ死ぬだけ、或いはその混沌から新時代を発信している積もりの論者なんざ信用に足るか馬鹿めが、という事が言いたいのかしら。

湾曲
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リリカルスクールの未知との遭遇(2016年製作の映画)

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奇想天外な物語を一発で呑み込ませる絵面であるとか、画面に説得力を持たせ得る演者であるとか。

どこか一箇所でもネジの締まったところを用意しておかないと主演のアイドルちゃんが本領を発揮したとて聴き流され
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レイヤー・ケーキ(2004年製作の映画)

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シエナ・ミラーがエロい、トム・ハーディが若い。

意外な展開の連続なれど登場人物の顔と名前を憶えるのに必死で満額では楽しめず。

殺人の追憶(2003年製作の映画)

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田舎刑事の出鱈目過ぎる取り調べの様子とその繰り返しとか、画面内に人物が何人も居てがちゃがちゃと喧しい場面とか。

それ要らねえからとっとと話を進めてくんないかな、と思う事しばしば。

俺やっぱ合わない
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弥生、三月-君を愛した30年-(2020年製作の映画)

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よくない態度だと理解はしてる、理解はしているがどうしても我慢が出来ずに震災が起こった段で退出。

押し付けがましい善意、あからさまな悪意への指差し、大の大人による分別のない行動に頼ってばかりのドラマ作
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エリジウム(2013年製作の映画)

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支配層と被支配層、覆らない貧富の差、既に説明不要且つ単純明快なその構図を借り趣味に走った絵作りに注力する態度こそジャンル映画に於ける正義、賞賛に値する割り切り。

ジョディ・フォスターの安定感、アリシ
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母なる証明(2009年製作の映画)

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瞬間的にはそれが益体もない落ちに思えたものの、最初っからそういう話をしてたとその絵面に気付かされ、そしてこちとらのそうした動揺などはお構いなしにそのまま同じ口調で喋り続ける作り手のしれっとした態度には>>続きを読む

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)

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Host、てタイトルの意味はよく分かんないけどパケ画の感じはモンスターパニックものぽいし、だったら言葉は分からなくてもなんとかなんだろ、つって購入した輸入盤Blu-rayが本作だった、そういう初接触。>>続きを読む

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

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込められたメッセージに共感を覚える、だからこそラストシーンで感動もしたし、殺さない彼と死なない彼女の遣り取りはこれ延々と見ていられる、いやむしろ見ていたい、と思いもしたんですよ。

ただ個人的な好み、
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レッド・ダイヤモンド(2016年製作の映画)

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唯一、ラスボスの右腕の彼が日向ぼっことお喋りに夢中な娼婦たちを詰る場面は面白う御座いましたけれども。

端的に言えば、馴染みのない演者が個性を見出せないキャラを演じるチームもの、という事ですからして個
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オフロでGO!!!!! タイムマシンはジェット式(2010年製作の映画)

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俺の存在がなくなってしまうかも問題の解法なんかはもう、真骨頂と言っていいんじゃないでしょうか。

股間でものを考えながら作られた場面が延々と続いてもうこれは幸せでしかないですよ。

元ネタの続編は辞退
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一度死んでみた(2020年製作の映画)

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ベタベタなギャグと、一部の演者の過剰な演技。

それらを、我々は面白いと思っているんですが客席の皆さんはどうですか、と訊いてくる事なくやり切ってくれている、だから断然支持したくなる。

同時に必然的に
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

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手で、おちんちんを隠して全力疾走する姿はやっぱちょっと滑稽だなと思わせてもらえたので。

屋外を全裸で疾走しなければならぬ事態は極力避けよう、或いは已むなくそうなってしまった際にはおちんちんを隠さずに
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プリシラ(1994年製作の映画)

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生き辛さを抱える連中の珍道中、という事で御座いまして。

わちゃわちゃした遣り取りが実に楽しく、旅そのものの自由さも際立つ仕様。

一方、個々の問題に目を向ければこれがいずれも普遍的、来た道の悔しかっ
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THE COLLECTORS~さらば青春の新宿 JAM~(2018年製作の映画)

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日常で磨り減らしたなにかを回復させたくて映画館やライブハウスに出掛けていく訳じゃない、あたしらは。

でもその出掛けた先で仲間に入れてもらえるような社交性は俺にはないから帰り道はいっつも、寂しいばかり
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マニアック(1980年製作の映画)

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こんな感じの登場人物があんな感じで人を殺して回る様子をそんな感じで撮りました、あれのあの場面とこれのあの場面とそれのあの場面の真似っこもしようぜ、何故なら俺が好きだから、てな感じの実にふわっとした90>>続きを読む

ブルックリン(2015年製作の映画)

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主人公が一時帰郷をした際に町人が総出で留まらせようとする行、そのままSFかサスペンススリラーに方向転換してくれないかしらと思っちゃいましたけれども。

シアーシャ・ローナンがいつまでも見てられるほど美
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ロバマン(2019年製作の映画)

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オールナイト星人役の鶴光が唐橋ユミを喘がせればタブレット純は勿論歌うし、ロバマンとして画面に映っている筈の吉田照美がなべやかん相手に平然と内輪ネタを話す。

だったら中村愛にも彼女らしい見せ場を作って
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Red(2020年製作の映画)

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本作の場合で言うと、主人公がその生き方を母親に否定される行、惚れた相手に惚れ抜いてこそ人間は生きてるって言えるんじゃねえの、てな台詞で語られる物語の主題が見えたタイミング。

詰まり。

とにかく夏帆
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ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY(2020年製作の映画)

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散歩中にまいぶーって名前の居酒屋見付けて思わずへの字口になっちゃう感覚ですよ、ワンチームって字幕で読まされてぎょっとする五年後の未来が想像に難くなくって既にげんなりですよ。

ユアン・マクレガーがまる
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

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自分が、人が正しい行いをする瞬間に立ち合って感動を覚える人間である事を確認をさせてくれる、見応えのある好い映画でしたけれども。

一方でやっぱ自分には下衆い部分も多分にありますからして。

浮気相手の
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スウィング・キッズ(2018年製作の映画)

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開巻、怒涛の勢いで以て歴史的、社会的背景の説明が為され、アレルギー持ちのあたしなんかはうへえってなっちゃったんですけれども。

しかしそれらを叩き込んでおかなくたっても。

個人同士が関係性を好転させ
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ゴーストマスター(2018年製作の映画)

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成海璃子の制服姿、そして麿赤兒の被り物、眼福も眼福で目玉が飛び出るかと思いましたけれども。

それ以降、好感しかない状態での観賞になるくらいに。

それを担保に出されたならもう幾らでも金を貸したくなる
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ライフ・イットセルフ 未来に続く物語(2018年製作の映画)

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非常に引きの弱い状態で第二章が終了、続いて始まった第三章はしかしそれまで語られたものとはまた別の話、なので観客の興味を改めて引き寄せる必要がある筈なのに特に美しくもない見た目のおっさんがやはりおっさん>>続きを読む

屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ(2019年製作の映画)

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酒が入ると粗暴になる不細工おじさんのナンパ事情を延々と。

話の筋もへったくれもない垂れ流し状態で延々と。

肉の間に溜まった汗と、乾いて刺激の増した小便と、その他諸々の分泌液とが匂ってきそうな小汚い
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KIN/キン(2018年製作の映画)

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SF、逃走劇、クライムサスペンス、ギャング無双、どれもこれもそれもあれも個人的には興味を惹く要素、或いは描き込みを見出せず。

それらが見事に融合しているならまだしも最終的には、は、いま俺なに見せられ
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mellow(2020年製作の映画)

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先ず、小洒落た店内の雰囲気に場違いな自分を思わされ、そしておそらくは初めて来店した女学生に対して見せる、物腰柔らかくねっとり馴れ馴れしい接客態度、これがもういけ好かねえ事この上なくって。

詰まり開巻
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風の電話(2020年製作の映画)

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現場でこそ生まれる即興性、作り込まれたものとは違う極々自然な会話、そして演者の地力を引き出す長回し。

いやさ。

同窓会で互いに共通項のない相手と隣り合ってしまったかのような空気感、故に徒に繰り返さ
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

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繰り返し観るその度に新しい発見が、なんて事はさすがにもうなくって、いやさ詰まりはそれだけ何度も観返してしゃぶり尽くしたって事なんだけど。

それでも、30年前のドクとマーティがタイムスリップを成功させ
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ザ・センチネル/陰謀の星条旗(2006年製作の映画)

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分別を持つべき大人が不倫の事実を知られても反省をせず隠し通そうとする話、に見えてしまって感情移入がちっとも出来ない。

ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

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都合が悪くなると途端に聞き分けがなくなって喚き散らすばかりという人間に対してはその前後の文脈がどうでも同情出来ない、というあたしが冷淡な心の持ち主だからなのか。

或いは予告編で全部を見せられてしまっ
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仮面病棟(2020年製作の映画)

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主人公が起こした交通事故の回想場面、ここが観客の心を掴めるかどうかの勝負どころだったと思うんですけれども、迫力のない編集に腰の引けた描写で以てまぁ白けましたよね。

構成上の大半を占める監禁スリラー部
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イングリッド ネットストーカーの女(2017年製作の映画)

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愛とは感情ではなく状況だ、と書いたのは椎名基樹で御座いまして。

これはもう本当に、画面に表示された文字面だけを見てそれが相手の本心なのか自分自身の願望なのか、その境目を見失っている方々を眺めるだに、
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25年目のキス(1999年製作の映画)

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脇役のリアクションも漏らさず拾えば枝葉たるエピソードも結末までしっかり描き、そうして誠実に物語を語る事で以て。

多様な価値観を認めよう、自分らしく在る事に誇りを持とう、というテーマを強く打ち出してい
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

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や離婚を決意するに至る心的理由、調停開始に伴い浮き彫りになる避け得ぬ権利の奪い合いと状況の泥沼化、そして調停の行方。

と、都度に物語に興味深い推進力があって面白く観られる。

んだけれども90分一本
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