特売小説さんの映画レビュー・感想・評価 - 35ページ目

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ディクテーター 身元不明でニューヨーク(2012年製作の映画)

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アンナ・ファリスに黒髪ショートは全く似合わない、という事ですよ詰まり。

エアベンダー(2010年製作の映画)

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水と土と火と空気でしたっけ、たぶんそうですねエア言うてるくらいですから、その四つの国全てが物語に絡んできていたかどうか、観賞直後でさえ思い出せないくらいにそれぞれの国に差異がないっつーか。

みーんな
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聖ゾンビ女学院(2017年製作の映画)

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しっかりと作り込まれ説得力を持った設定があって、興味深い状況も用意してあって。

再現可否性や展開、または主演するグループの人数などを優先したが為に生じたと思しきそんな粗や矛盾点さえも愛嬌として呑み込
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クソすばらしいこの世界(2013年製作の映画)

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相手の顔面を車のボンネットに叩き付けている筈が髪を掴んでいる腕に力が入ってるようには見えない。

何度も斧を振り落としてオーバーキルの筈が寸止めしているように見えちゃう。

終始そんな具合で以て仕舞い
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人魚伝説(1984年製作の映画)

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全体、情念を叩き付けるような作りにはやはり痺れつつ。

物語上で重要と思しき台詞こそが聴き取り難い、故に展開の呑み込み難さが最後まで解消されない、という最大の問題もあるんだけれども。

本田俊之による
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D坂の殺人事件(2015年製作の映画)

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時代設定か或いは陰鬱な雰囲気を云おうというものか、ドラマ部分かエロス部分かに拘らず全ての場面に一様に、色味をセピア調に弄った画像エフェクトが施されてあって。

単調な印象を受ける。

更に、これはもし
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欲動(2014年製作の映画)

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人の存在とその一生を命題と掲げ真摯に、真正面から取り組んだ渾身作。

或いは。

極上のパイオツに欲情して腹上死のリスクも構わずついついガン突きしてしまったでござる映画。

という事ですけれども。
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海を感じる時(2014年製作の映画)

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市川由衣が存外に気前よく脱ぎまくりでやりまくって呉れる、その点にゃもう感謝しかないんですけれども。

いつまで経っても出来事が起こらず結末も示さない物語が、ものの考え方に於いて平行線をたどる男女の姿を
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いま、殺りにゆきます(2012年製作の映画)

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頭のおかしい人間に対する恐怖っちゃあ、相手の実像、或いは実際の被害に関し否応なく想像が膨らんでしまう物理的距離に依るのかしらと思うんですよ。

なので本作のようにそれを、客観的に観察出来てしまう状態で
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禁忌(2014年製作の映画)

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「実は、性や暴力、それから宗教といった普遍的なテーマを取り扱っていたという点であります。我々は果たして本来自由で在り続けるのか、それとも与えられた環境によって不自由なままなのか、といった根本的な問題を>>続きを読む

青春の殺人者(1976年製作の映画)

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主人公がびっくりするくらい甘ったれた事を言って両親に盾突いた瞬間に物語がどう転がろうがどうでもよくなっちゃって。

原田美枝子が可愛いなぁ、尊ぶべき美しさだなぁ原田美枝子のおっぱいは、くらいの感想しか
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苦役列車(2012年製作の映画)

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マキタスポーツが若いもんに呪いの言葉を投げ付ける場面がありますけれども。

あたいもすっかり、そっち側の人間になってますよね。

若いみなさまにおかれましては意識を高く持って撥ね付けていただきたく思い
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芸者vs忍者(2008年製作の映画)

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主演の娘さんが蹴られたり殴られたり、泥塗れになったりして奮闘してますよ。

殺陣もこなせば格闘も頑張ってますよ。

その努力の結晶を、DVDの粗い画質、滑らかさに欠く動画でしか観らんないなんて勿体ない
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血を吸う薔薇(1974年製作の映画)

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長期休暇に入り入寮生が帰省する行、山本直樹の「極めてかもしだ」で読んだ事あると思ってテンション上がりましたよね。

そして最後、結局また取っ組み合いかいと呆れましたよね。

都度挿し込まれる幻想的なイ
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呪いの館 血を吸う眼(1971年製作の映画)

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気の立った猫みたいな吸血鬼の間抜けな断末魔。

恋人は役立たずの極み。

女性陣のファッションがすこぶるモダンでめっちゃ素敵。

幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形(1970年製作の映画)

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洒脱な洋館、不気味な下男、愛想のない住人、ガソリンスタンドで情報収集。

金にがめつい村人、美貌の一人娘、兄が行方不明、軽薄な恋人、ロングドライブ。

味わい深い絵面、腑に落ちない展開、遣っ付けな真相
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心霊写真部 劇場版(2015年製作の映画)

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観客を楽しませて共犯者に仕立てない限りは。

制服姿の女子高生が提げてるナイロンバッグからそこそこ大きなランタンが、だの、背中に銃刀法違反レベルのナイフを突き立てられてんのに普通に歩ってる、だの、男の
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パレード(2010年製作の映画)

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演技巧者による青春群像劇を楽しんでいた訳よ。

現実と地続きのリアリティラインを持った、けれどもルームシェアという状況を作劇上のギミックに流用して以て明暗の、陰陽の、理非曲直のコントラストを強めた好い
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ヌイグルマーZ(2013年製作の映画)

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ゾンビ状況下に展開する変身ヒーローもの、その特殊な世界観を如何な切り口で語るか、それらを一気呵成に見せ切るアバンの時点で満点が出てましたけれども。

いわゆる中の人を武田梨奈が演じるおそらくは製作上の
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ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

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面白くならない訳がない下世話な内容、なのに印象が薄いまんまで終わってしまうその理由は、前半で物語の構成要素を全て撒き散らかし、故にする事がなくなってしまったみたいに後半は全く話が進まなくなる、そのペー>>続きを読む

監督失格(2011年製作の映画)

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なんか感じなきゃダメッスよね。
なんか感じなきゃダメッスよね人として。

えーっと。

自転車や徒歩で日本一周をしている人たちの収入源てどうなってんのかなーって思いました。

それから弟子2号の人のお
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サムライプリンセス 外道姫(2009年製作の映画)

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軽薄で陽気な人物にも、内向的で口数の少ない人物にも、同じテンションの演出が為され同じ温度の芝居が与えられてるように見えるんですよ。

だからいずれの場面も押し並べて単調、全体的に緩急が感じられないから
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東京残酷警察(2008年製作の映画)

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特殊造形、残酷描写を見せる事を目的に単調な劇伴に乗せて同じ意味合いの絵面を延々と繰り返すモンタージュシーンが。

物語の進行を止めてまで何度も何度も挿し込まれるじゃないですか、作者特有の悪癖として。
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エクスクロス 魔境伝説(2007年製作の映画)

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中川翔子の物語へのリモート参加振りが時代を先取りしていたという事ですよね、違いますね。

松下奈緒と鈴木亜美が個別に窮地に在って互いに頼りにしたり心配するその様子に、本来ならばサスペンスが生まれる筈な
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戦闘少女 血の鉄仮面伝説(2010年製作の映画)

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常識の壁を平然と乗り越えて悪ふざけをする性質の悪い大人たちと、与えられた役割を生真面目に全うしようとする少女たちの。

その見事な対照が、ギャップが、滅茶苦茶可笑しくって以て最高と言いたいところなんで
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吸血少女対少女フランケン(2009年製作の映画)

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悪乗りが過ぎる特殊造形を、不謹慎な悪ふざけを、見せる事にこだわる余りにだらだらとテンポが悪く感じる場面が多くって。

乙黒えりの絶対領域は眼福、斎藤工の初々しさは新鮮、川村ゆきえはいいとこ無し。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q(2012年製作の映画)

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シリーズ随一のコメディリリーフ、カヲルくんの頓智気振りは今回も健在。

主人公の感情はほっぽらかしにして無闇矢鱈にテンションの高い絵面の畳み込みで観るものの高揚感を煽るお口ぽかーんフェス。

キャラク
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

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知ってる展開だと思ってたら知らない展開だ。

当時劇場で観た筈なのに社会科見学と眼鏡の女の子が空から振ってくる場面以外殆ど記憶に残ってないっていうあれ。

何故エヴァに乗るのか、その答え探しという主人
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

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知ってる展開だ。

つって古い画像フォルダを開いてるような感じで見ちゃいますよね。

本作だけだと主人公の人間関係が希薄なまんまに感じられる、なのでテレビ版、旧劇場版を踏まえていない人にはどう映るんだ
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血まみれスケバンチェーンソー(2016年製作の映画)

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編集で誤魔化し切れていない部分、即ちチェーンソーの重量感であり、攻撃をされた側の衝撃度などですけれども。

そこの不自然さがどんどんと増していってしまうんですよね。

という事は詰まり、景気よく血飛沫
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さよならテレビ(2019年製作の映画)

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批評はせず感想を記すのみ、というスタンスを決め込んでるから後に自分で振り返る用の日記の積もりで書けばいいんだけれども本来は。

それをネット上に残す以上はやっぱり他者の目を気にした書き方になる、更にそ
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捨てがたき人々(2012年製作の映画)

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女性の無防備な尻乳股間を憚る事なく凝視する、その際の大森南朋の仕草と表情がもう完璧、桁違いの説得力で以てジョージ秋山の原作を意識させてくれる。

ならば三輪ひとみが演じるキャラの特異な人物像にも納得さ
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エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

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偽装の為に看板を掲げとくだけでなく実際に揚げ鶏屋として営業を余儀なくされる流れなんか秀逸、展開も含め物語としては楽しめたんですが。

ギャグにマーカーで下線を引くような白ける演出、或いはギャグそのもの
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女体銃 ガン・ウーマン GUN WOMAN(2013年製作の映画)

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漫画みたいな設定だと、作り手自身が自己言及してしまう構図には些か鼻白んでしまいましたよね。

そこんところに真実味を宿すべくの演者の奮闘を台無しにしてしまっていましたよね。

要らんところでのスローモ
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恋の渦(2013年製作の映画)

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人間に対する身悶えするほどの観察眼、状況を切り取る角度の腹が捩れるほどの底意地の悪さ、演者全員の弩嵌まり具合。

全てが最の高。

正気の沙汰とは思えないランタイム、と思ったのは冒頭の一瞬のみ、この地
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