わたぼうさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ダウントン・アビー/新たなる時代へ(2022年製作の映画)

5.0

もう最高っっ!!におもしろい。1億点。20人以上登場人物をそれぞれしっかりと描き切っている脚本が見事すぎ。相変わらず(いつも以上に?)ウィットに富んだセリフがバシバシ決まる。

脚本のジュリアン・フェ
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SOMEWHERE TO DISAPPEAR~アレック・ソスと往くアメリカの果て(2010年製作の映画)

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アレック・ソス展「Gathered Leaves」にて。

撮影風景のドキュメンタリー。ノマドランドの住民たち、あるいはクレイジージャーニーの麻薬中毒者の取材を彷彿させた。

この映画を見てから、写真
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スペンサー ダイアナの決意(2021年製作の映画)

3.8

プレミア試写会にて。

映像と音楽がとにかく素晴らしい。クリステン・スチュワートを収めた美しいカットがビシバシ決まる! ウィンザー城の周りの景色や内部(本物かは不明)にうっとり。やたらと出てくる厨房や
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ブリュノ・レダル、ある殺人者の告白(2021年製作の映画)

3.4

第4回映画批評月間《フランス映画の現在をめぐって》にて。

1905年に実際に起こった神学校の少年による殺人事件の経緯を描いた映画。少年の手記の内容を忠実に再現している。少年の独白の限りだと、とくに猟
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マイ・ベスト・パート(2020年製作の映画)

3.0

第4回映画批評月間《フランス映画の現在をめぐって》にて。

ニコラ・モーリーくんが束縛系乙女。よくある話かなと思ったけど、監視カメラとか取り付けるくだりは今っぽい? 羊柄の赤いセーターがゲイっぽくてよ
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フォーエヴァー・モーツアルト(1996年製作の映画)

3.4

サラエボでの戦争は、いま観ることでウクライナを連想させた。

時代を超えても普遍的に訴えてくるゴダールの魂に驚愕。。死してなお…! フォーエバー・ゴダール!!

JLG/自画像(1995年製作の映画)

4.0

1995年の作品だけどゴダールの遺書を思わせるセリフが多くてラストはグッときた。

ようやくなることができた
何者でもない
一人の人間になれた
ただ一人の私に
(うろ覚え)

映画庁の査察が最高に面白
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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

観る前にパンフを先に買ってしまい、パラっとめくったら、なにやら羊人間のラフスケッチが…。あ、これネタバレか…とすぐ閉じたが。もうそういう映画だと分かった状態で観てしまった…。

とはいえ、公式見ると結
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

5.0

今年はあんまりいい作品に出会ってなくて、大好きなセリーヌ・シアマに期待をかけていたところ、しっかりと期待に応えてくれて、今年のベスト映画となりました。

序盤、祖母の乗る車を見つめ、母親にスナックを食
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ロード・オブ・ザ・リング(2001年製作の映画)

4.5

IMAX上映版を鑑賞。久々に見たら、めっちゃ面白い。今やってるAmazonのドラマ『力の指輪』なんて比べるべくもない。これこそLOTR。やっぱりピーター・ジャクソンじゃないと、ということかな。

でも
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WANDA/ワンダ(1970年製作の映画)

4.3

たしかにこれはマスターピースな作品。マーティン・スコセッシ、イザベル・ユペール、ジョン&ヨーコ、マドンナ、ヴィンセント・ギャロ、ソフィア・コッポラなどなど、名だたる映画人やアーティストが支持したり影響>>続きを読む

2046 4Kレストア版(2004年製作の映画)

2.9

なぜかこれも観てなかったんだけど、始まってすぐその理由を理解。イマイチと誰かに聞いて観てなかったのかも。

なんかウォン・カーウァイ映画の撮り方忘れちゃったのかな?と思うほど、響かなかった…。構想・制
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パッション(1982年製作の映画)

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新しく森下にできた映画館Strangerにて。柿落としのゴダール特集が、まさかの追悼上映になるなんてすごいタイミングだ。

レンブラントやゴヤといった名画を映像として捉える実験映画の制作過程を映画に。
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地下室のヘンな穴(2022年製作の映画)

3.8

カンタン・デュピューは『勤務につけ!』だけ観たことがあって今回2作目。

変テコだったけどおもしろかった。笑ってる人がいない中で、一人で笑ってて、若干気が引けた。

あまり情報を入れずに観た方がいい作
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女と男のいる舗道(1962年製作の映画)

4.0

ゴダール追悼。短めゴダールをおうちで。この日は多くの人がゴダール作品を見たんだろうな。

ゴダールの中でも見やすかった印象の今作をチョイス。カットがやはりかっこいい。

手紙書くシーンはフランス語がわ
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セイント・フランシス(2019年製作の映画)

4.0

いろんなテーマがあったけど(ちょっと複雑?)、女性の共感が強いだろうなと思いながら、感想がうまく言語化できず、深く考えられなかった。それでも最後は自然にほろっと涙。

フランシスかわいいすぎる。絆創膏
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花様年華 4Kレストア版(2000年製作の映画)

3.5

ずっとタイミングを逃して観れてなかったがようやく観れた。

想像してたよりも日本映画的だった。マギー・チャンは若尾文子に見えたし、トニー・レオンは三島由紀夫に見えて、増村保造作品の佇まいを感じた。増村
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ブエノスアイレス 摂氏零度(1999年製作の映画)

4.0

メイキング・オブ・ブエノスアイレス。こんなのあったなんて知らなかった(知ってたけど忘れてた?)が、Filmarksで本編のレビューを書こうとして発見。

U-NEXTの見放題か、アマプラの有料レンタル
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ブエノスアイレス 4Kレストア版(1997年製作の映画)

4.9

ウォン・カーウァイの中で一番好きだった記憶だったけど、今見てもダントツだった。

まず、ブエノスアイレスという街が好きだし、ピアソラもカエターノも好き。「Happy Together」も最高でしかない
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天使の涙 4Kレストア版(1995年製作の映画)

3.2

昔の記憶で、あんまり面白くないんだよなと覚えてた通り、あんまりおもしろくはない。ラスト数分はカッコいいんだけど。

今見ると深夜ドラマっぽいんだよね。ただ『恋する惑星』以上に『天使の涙』に影響を受けた
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パリ、18区、夜。(1994年製作の映画)

4.5

特集「フランス映画のパイオニアたち」にて。

昔見た記憶があったんだけど、全く覚えてなかった。見てなかったのかな…。

原題は「J'ai pas sommeil」私は眠くない。からの邦題『パリ、18区
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シモーヌ・バルベス、あるいは淑徳(1980年製作の映画)

3.5

特集「フランス映画のパイオニアたち」にて。

上映ミスで、冒頭字幕が切れてしまう。「早く早く」とだけ見えて2行目が見えない。そこで止めて最初から上映し直したのだが、その字幕の2行目が

「早く早く
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マルケータ・ラザロヴァー(1967年製作の映画)

3.8

チェコ映画の最高傑作と聞き、ずっと観たかった作品。劇場で観れてよかった。

これは難解かもと思い、事前にあらすじ把握してから鑑賞。それでもよくわかってない部分もあったけど、パンフ読んで補完。ていうか読
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

全く情報ゼロの状態でIMAXで観てきた。IMAXで観るべきだと評判を聞いたので…。

ジョーダン・ピールあまり合わないなぁ。『ゲット・アウト』『アス』と合わず。

西部劇だなぁとは思ったけど、うーん。
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銀行券(1907年製作の映画)

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特集「フランス映画の女性パイオニアたち」にて。《アリス・ギィ作品集》13作

おもしろい。他作品より長めでサイレントなんだけどセリフが想像できて引き込まれるストーリー。

バリケードを挟んで(1907年製作の映画)

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特集「フランス映画の女性パイオニアたち」にて。《アリス・ギィ作品集》13作

レ・ミゼラブルっぽい。

ビュット=ショーモン撮影所でフォノセーヌを撮るアリス・ギイ(1907年製作の映画)

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特集「フランス映画の女性パイオニアたち」にて。《アリス・ギィ作品集》13作

映画初のメイキング撮影。

ソーセージ競争(1907年製作の映画)

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特集「フランス映画の女性パイオニアたち」にて。《アリス・ギィ作品集》13作

ちょっと寝てしまった…。犬がかわいかったのでまた観たい。

キャスター付きベッド(1907年製作の映画)

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特集「フランス映画の女性パイオニアたち」にて。《アリス・ギィ作品集》13作

マダムの欲望(1907年製作の映画)

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特集「フランス映画の女性パイオニアたち」にて。《アリス・ギィ作品集》13作

おもしろい。アブサン飲みたくなる。妊婦の口に何が入れたくなる欲求。女性欲求を初めて描いた映画らしい。クローズアップ演出も初
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フェリックス・マヨル 失礼な質問(1906年製作の映画)

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特集「フランス映画の女性パイオニアたち」にて。《アリス・ギィ作品集》13作

歌のオチがよい。

フェミニズムの結果(1906年製作の映画)

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特集「フランス映画の女性パイオニアたち」にて。《アリス・ギィ作品集》13作

カメラマンの家で(1900年製作の映画)

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特集「フランス映画の女性パイオニアたち」にて。《アリス・ギィ作品集》13作

全自動の帽子屋兼肉屋(1900年製作の映画)

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特集「フランス映画の女性パイオニアたち」にて。《アリス・ギィ作品集》13作

オペラ通り(1900年製作の映画)

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特集「フランス映画の女性パイオニアたち」にて。《アリス・ギィ作品集》13作

オペラ通りの人や馬車のの様子を逆回転してるだけなんだけど、当時の街の様子もわかっておもしろい。