wtnbmghさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-04 真相!トイレの花子さん(2012年製作の映画)

4.0

異空間でみんなが平面っぽくなってくるくるしてるのかわいい。
タイムリープものでもあるし学校が異次元と繋がるのは学校の怪談っぽさもあって楽しかった。

戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-02 震える幽霊(2012年製作の映画)

3.6

廃墟という物語的に広がりにくい話題から超常現象的な話題に持っていく胆力よ…。
なんだろう、くだらないんだけどめちゃくちゃ面白いし癒される…。一時期Twitterでよく見かけた「一緒にイク時光が見える」
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バービー(2023年製作の映画)

4.5

観てる間ずーっと楽しかった🩷プリティ・イン・ピンク🩷ガールズエンパワメント🩷音楽も映像も大好き!この世界にずっと浸りたい。細かい小ネタまで面白かった〜。うつ病のバービーがBBC版高慢と偏見繰り返し観て>>続きを読む

反撥(1964年製作の映画)

3.7

自分を安心させ守ってくれるはずの家に亀裂が入り内部から崩壊していくのとシンクロするようにドヌーヴ演じる主人公も強迫観念に落ち込んでいく。
どこまで正しくヒステリー症状を描けているのか門外漢なのでわかり
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しん次元!クレヨンしんちゃんTHE MOVIE 超能力大決戦 〜とべとべ手巻き寿司〜(2023年製作の映画)

2.0

観る前、サンボマスター主題歌というの予告で観て大根と映画クレヨンしんちゃんの解釈一致…🥹と思ってちょっと期待してたのに大きく裏切られた。まず脚本下手すぎか?というかストーリーテリングがなってない。一見>>続きを読む

ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

4.1

この夏の最高MOVIE ❤️
原付で登場するパードレ❤️
脳が喜んじゃう映像と展開だらけで楽しかった〜❤️
本家エクソシストがやんわりオブラートに包んでいたことを割と直接的に描いていた(性的虐待の被害
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君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

2.1

ごめんだけど久しぶりに映画館でこんなにつまらない映画観てつまらね〜と思い続ける体験貴重すぎてサンキュー駿って感じだった。
ファンタジーに移行するまでの日常パートは結構好きで疎開先はどこだろうとか、お父
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バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

4.5

観てない名作を今更観るシリーズ。
普通に面白かった!深作欣二の外連味たっぷり血糊べっとりで楽しめた。クラシックやオーケストレーションのサントラがエヴァっぽい。と思ったら宮村優子出てるし。
たけしは凄い
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赤線地帯(1956年製作の映画)

3.7

消えゆく赤線地帯で進退を迫られる女たち…怪奇幻想みあるSEが最高に溝口で好き。舞台となる遊郭『夢の里』の外観内観ともにキュートでドキドキする。

チャイルド44 森に消えた子供たち(2015年製作の映画)

3.0

ロシアの連続殺人鬼、チカチーロを題材にした映画と知って観たいリストに入れていたけど実際はスターリン政権下の酷さと事件を追う夫婦に焦点をあてた感じで物足りなかった。トム・ハーディ演じるレオの腕っぷしはも>>続きを読む

きさらぎ駅(2022年製作の映画)

3.8

主観映像ホラーゲームの実況見た後に無双する…からのもう一捻り入れてるの面白かった。

あと主観映像的なホラーから手持ち自撮りへの映像トレンドの変遷も感じられた。
遠州鉄道が繁盛すれば何よりです。
ただ
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82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

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前半観てないのでスコア付けるのやめとく。
『死の棘』の島尾ミホ、『神に追われて』の根間カナのようなかつてだったら憑き物に憑かれた、と表現されたであろう女性を社会問題に落とし込んで描いている。
母と娘、
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暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー(2023年製作の映画)

3.3

ゼンカイジャー全然知らんけどまあまあ楽しめた。こどもの日を寿ぐような祝祭空間に特撮はやっぱり子どものためでなくっちゃねという制作側の意図を感じグッときた。ドンブラザーズはやっぱり人間ドラマだなぁ。そし>>続きを読む

ラストエンペラー(1987年製作の映画)

4.8

昔観たけど戦メリの流れでこちらも再視聴。ながら見でいいやとおもってたけどつい引き込まれてガッツリ最後まで観てしまった。今だったら中国語話者の役者が演じるのかなと思うけど全編英語で撮られているからこその>>続きを読む

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

4.8

観た気でいたけど観たことなかったシリーズ。
戦地で常にアイライン引いてる将校様〜〜❤️❤️だし美しい南の島における金髪碧眼のボウイはこの閉鎖的極限の環境において確かに悪魔的美しさ。「こやつは大尉殿を惑
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桜桃の味(1997年製作の映画)

3.6

なんでこんな奇妙な依頼をするのかと思いながら見ていたけど他者の介入無しに死ねないということは人との関わりや引き留めを求めていたということなのか。死にたいと生への渇望は表裏一体ということか。

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

4.6

特撮IQが低いため観ている最中は何を観させられているのだ…状態だったけど観終わっていろいろ思い返していたら高揚してきてなんだかんだ楽しませていただきありがとうございますという気持ちに。
なんせ庵野秀明
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映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)(2023年製作の映画)

3.5

安定した面白さだった。SFの奇想的な部分で特に満足感がある。特にパラダピアの設定の細かさと時間移動を利用した伏線回収はドラえもん映画だな〜って感じ。ただ、脚本がそんなに良いと思えず、説明が多かったり決>>続きを読む

エル ELLE(2016年製作の映画)

3.5

なんでこんなことに…というくらい複雑で厄介だった問題の山が一つずつ解決していくのが不思議と爽快。冒頭のショッキングな導入からは考えられないさわやかなラスト。

ベネデッタ(2021年製作の映画)

4.8

修道院もの(ナンスプロイテーションと言うらしい)というか神に仕えるものが揺さぶられる、というような筋の映画に弱いので(ベルイマンとか)観に行った。
もちろん神学的なテーマや信仰や奇跡についての作品では
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ありがとう、トニ・エルドマン(2016年製作の映画)

4.5

『お父さんは心配性』やら『オヤジィ』やら『マイ・インターン』やら既存の作品を彷彿とさせるがそれらのどれとも違う。できる娘にちょっかいをかける父親って古臭いコメディタッチでやったらウザくて不快に感じてし>>続きを読む

NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

4.0

ジョーダン・ピールはクレジット見なくても画面でジョーダン・ピールだとわかってしまう。暗闇の中でギョロっとした目だけが浮かび上がっていたりとか黒く輝く肌だとか。

ハリウッド世界の裏側で光が当たることな
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スパイの妻(2020年製作の映画)

4.5

蒼井優が原節子や高峰秀子、往年の大女優をイメージソースにしてるであろう演技をしていて素晴らしい。
制作がNHK系だからか?画面がドラマっぽくて少し安っぽく感じる場面もあったけど廃墟とかのシーンはやっぱ
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ロング・ショット 僕と彼女のありえない恋(2019年製作の映画)

4.8

お馬鹿なラブコメかと思いきや意外とちゃんとしてたのでびっくり。正しさをとるか、夢を叶えることを取るかをずっと天秤にかけ、最後はどちらも獲得するというハッピーエンドの持っていき方も素晴らしい。オタク男性>>続きを読む

DAICON FILM版 帰ってきたウルトラマン(1983年製作の映画)

4.2

自主制作の範疇ではない面白さクオリティの高さ。なんだけどところどころ辿々しいところがまたチャーミング。「ウルトラマンだ!」「な、なんだって!」のテンポ感笑う。

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

4.8

古典的な題材を様式に敬意を払いながらもこういう形で粉砕打破してくれるのは本当に気持ちがいい。破壊。
コロナ以降の作品はすべてこの導入方法採用すればマスク不要になっていいですね。

近松物語(1954年製作の映画)

3.6

岸辺が見えないほどに濃い靄の中を揺蕩う小舟の中の男女のよるべなさ。そして都市生活者から漂泊者へ…。男の迷いと女の決意。スタイルが洗練されきっている。

祇園の姉妹(1936年製作の映画)

4.6

オープニングおしゃれ〜。
姉の貞淑な梅吉より打算的なおもちゃ(山田五十鈴さんかわいい!)に共感する。
タクシーでの「降ろしてくんなはれ!」のシーンが怪奇幻想みを感じられてよかった。

暴太郎戦隊ドンブラザーズ THE MOVIE 新・初恋ヒーロー(2022年製作の映画)

3.6

戦隊モノであることの意味をほぼ成してない。だがそれがイイ。はるかとモモイタロウの演技の演技最高すぎた。本編では最近この二人のツーショ少ないから見れて嬉しい。初期の頃の雰囲気がもはや懐かしい。盗作の設定>>続きを読む

飛行士の妻(1980年製作の映画)

4.5

会話してるだけのシーンあまりにも好き。
自分がAV監督だったら絶対ロメールオマージュのインタビューシーン撮りたい。

星の子(2020年製作の映画)

2.8

昨今なにかと話題のカルト信者とその家族をテーマにした映画…と重たい題材を扱いつつ軽いタッチで描かれていて少し肩透かし。岡田将生くんのイケメンクソ野郎演技が堂に入っている。
平山夢明先生の「親は子供を捨
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幕末太陽傳(1957年製作の映画)

3.8

女といったら遊女、男といったら侍という時代を舞台にそのどちらでもない主人公を据えての物語。フランキー堺の「軽み」が凄い。

嵐ケ丘/嵐が丘(1939年製作の映画)

3.3

呪いとしてのヒースクリフと執着としてのキャサリン…。二人は表裏一体で自縄自縛で…。タイトルの通り常に比喩ではなく嵐が起きている…。