yaaaさんの映画レビュー・感想・評価 - 29ページ目

ブラインド 視線のエロス(2014年製作の映画)

4.0

邦題に思いっきり期待して観たら違う方向に裏切られてある意味お得かも。

退屈な夫と二人暮しの目が見えなくなった妻。
ついつい出不精になってしまう。

目が見えない自分と夫との関係に不安を抱きあれこれ考
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サプライズ(2011年製作の映画)

4.0

あー。なんか好き。この試行錯誤してる感じが。

ホラーのよくあるテンプレート。男女が集まって何かに襲われる。
その枠内であれこれいじって従来にないものしてやろうという心意気。
私はノレました。
サプラ
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小さな泥棒(1988年製作の映画)

4.0

最近はラース・フォン・トリアーにとっつかまって女版ウォレム・デフォー(私見)にしかみえないシャルロット・ゲンズブールさん。
そんなシャルロット・ゲンズブールさんが初々しいシャルロット・ゲンズブールちゃ
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旅の重さ(1972年製作の映画)

4.0

名優・高橋悦史がゴクリと生唾を飲み込む。
おっさん生殺し映画。

そんなわけもなく、ママ(色ぽい岸田今日子)と暮らす16歳文学少女が旅という名の家出する。四国めぐってきまーすー。

社会にでて大人にな
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V/H/S ネクストレベル(2013年製作の映画)

4.0

VHSテープに観てはいけないものが写っていたオムニバス4本。
観てはいけないものは…幽霊、ゾンビ、パラダイム、宇宙人。

POV(主観)の決め事のみで、ファウンド・フッテージもどき。

尺が短い分、や
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ザ・ベイ(2012年製作の映画)

4.0

ボルティモア大好き、アカデミー受賞の「レインマン」バリー・レヴィンソン監督が憂えいてます。いや、怒ってます。

POVでファウンド・フッテージでモキュメンタリーで描く水質汚染の恐怖。
早い話、独立記念
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処刑山 -デッド・スノウ-(2007年製作の映画)

4.0

まあ、おもてなし感満載な感じ。

山小屋に若者が行くという定番プロットから、後半雪山アクションチックなところもあり展開はいろいろでまあ暇つぶしには最適。

グロいシーンもあるにはあるが、俺様の殺しの美
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マッドマックス/サンダードーム(1985年製作の映画)

4.0

怒りのデス・ロードのクールダウンの為に。

ご存知「牙を抜かれた狂犬ムービー」だがやっぱりジョージ・ミラーの描く世界観はおもしろい。
物々交換の街なんかは「デス・ロード」鑑賞後でも十分いけるじゃんと思
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マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.0

半裸の人が車、バイクで荒野を土煙あげて爆走する…
頭の悪さ最大公約数なプロットなのに!
観終わった後、疲れました。
それは「手に汗にぎる」を自然と行っていたからであろう。

「アラビアのロレンス」、「
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ソルジャー・ボーイ(1972年製作の映画)

4.0

ベトナム除隊。
仲間四人でカルフォルニアで牧場運営するぜ。
レッツゴオー!

「イージー・ライダー」から「ランボー」への架け橋的映画。

70年代映画といえば自由と言う名のぐだぐだ。
それが青春映画を
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プリズナーズ(2013年製作の映画)

4.0

宗教というサブテキストなくてもA面の娘を取り返したいという親の奮闘劇は緊張感あふれるドラマとして楽しめる。
暗くよどんだ天気が象徴するようにはればれしいものはないが見れる。

ロキという名の刑事が目撃
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イコライザー(2014年製作の映画)

4.0

「CIAと言うだけで無条件に強いランキング」があったらかならず上位にはいるであろう作品。

デンゼル・ワシントンは品行方正な役より影のある役のほうが冴えますなあー。

普通、敵が強大であるとか主人公に
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フューリー(2014年製作の映画)

4.0

リアルというか残虐すぎる戦争描写。迫力もあって終始、緊張感としかめっ面で観る。

戦争アクションならば、宿敵のティーガー戦車と最後の十字路で因縁の決闘でもすればよかったただろう。

ナチSS兵を問答無
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ジャージー・ボーイズ(2014年製作の映画)

4.0

現代アメリカ映画の巨匠(勝手に確定!)の茶目っ気感じる作品。

ミュージカルの映画化ということではもっともっと歌って踊ってなのかもしれない。そのへんでアメリカでは不評!?

ショービズのどぎつい光と影
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ザ・レイド GOKUDO(2013年製作の映画)

4.0

いや~ん。
ギャレス・エヴァンスさん、個性派映画の色気だしすぎや~ん。
背伸び感というか、雰囲気というか、なんかこっちが気恥ずかしくなるや~ん。

「レイド」ってストーリー語るよりひたすら殴り合い、殺
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー(2014年製作の映画)

4.0

普通におもしろい。
マーベルの冠なくても十二分にいける。
もっと主人公ら屑、下衆でもいいけどね。

あてにされない者が起死回生で勝利するという王道話でひねりがないが、逆にストレートすぎてよい。

ウォ
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LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

4.0

NHKスペシャル
リュック・ベッソンの脳の進化・人類は未知の領域についていけるのか!
ナビゲーターはモーガン・フリーマン
みたいな映画。

劇中のスカーレット・ヨハンソンのオッパイ描写と同じく寸止め感
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リディック:ギャラクシー・バトル(2013年製作の映画)

4.0

前作はちっともおもしろくなかった記憶がある。
が、今回はまあまあいける。

リディックというかヴィン・ディーゼルの「俺様は宇宙一強いムービー」である。金太郎飴のようにどこを見てもヴィン・ディーゼル強い
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ワナオトコ(2009年製作の映画)

4.0

久しぶりに観る「セブン」というかカイル・クーパーぽいOP。
16㍉ブローアップのような、荒れていてシャープな画面。
途中から「うるさいんじゃ」と思えてきそうな凝った音響効果。
主役の味のある眠たそうな
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アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

4.0

サム・ライミのファンなんで前シリーズも良かったが、映画『スパイダーマン』は「アメージング」の方が良い。
作品のでき良し悪しでなく、たぶん感覚の問題。
いや、待てよ。
なんか煮えきらんもんがある。
……
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チャッピー(2015年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

オチ周辺について書いてます。
そしていつも以上にわけわからんこと書いてます。


うおおーー。ニール・ブロムカンプわきあますぎやないかい~。
この映画もしかしてクリス・カニンガムへのラブレター!?
h
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赤い影(1973年製作の映画)

4.0

んんん!?・いや~な・不安な・こわ~い・ムラムラしてきた…な雰囲気が楽しめる映画。
気配というか胸騒ぎというか画にならないものを映像表現している。

赤、水、朽ち果てたベニス、ドナルド・サザーランド、
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.0

物語、中盤。
メンフィスに移送されたレクターに会いにきたクラリスを引き離して連行するFBIに
わおーーー!
ピッツバーグのゾンビ映画の巨匠・ジョージ・A・ロメロ
でとるやーん。無線機持って芝居しとるや
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皇帝のいない八月(1978年製作の映画)

4.0

チャラチャラしやがってぇ~。
日本は美しい国なんだぁーとクーデターを起こす元自衛隊員。
鉄ちゃん歓喜の寝台列車を乗っ取って東京目指す。
それをもみ消そうとする魑魅魍魎。

今では作られることはないであ
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殺しの分け前/ポイント・ブランク(1967年製作の映画)

4.0

大佐、少佐、軍曹をやらせたら安心安定の役者・リー・マーヴィン。
そんな武骨な彼が主演するおしゃれ犯罪映画。

信頼する相棒に女房と強奪した金を奪われたリー・マーヴィン。
ひたすら「金返せ~」と迫り続け
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トータル・リコール(1990年製作の映画)

4.0

鼻から発信機を取り出すのをワンカットで撮ろうといったん誰や~

ポール・バーホーベンか?

ダン・オバノンか?

マリオ・カサールか?


ロブ・ボッティンか?

ロブ・ボッティンやろ。たぶん。

夜の訪問者(1970年製作の映画)

4.0

突然、夜にチャールズ・ブロンソンが訪問してきたら恐怖におののくしかないが本作はその逆。
来てほしくない客にブロンソンが唖然とする。

フランスの港町に奥さんとその連れ子と幸せに暮らすブロンソン。
昔、
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キャンディ(1968年製作の映画)

4.0

「きゃろらいんちゃろんぷろっぷきゃりーぱみゅぱみゅ」が好きそうな映画。あくまで勝手な思い込みですけど。

ポップでキュートでおしゃれでエロカワでぷにょぷにょした肢体で口は半開き、その上パンツギリギリの
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ホット・ロック(1971年製作の映画)

4.0

小気味いい。

表も裏も鍵開け名人、スタント込みの運転プロ、ぼっちゃんですけど爆弾魔を率いる「われらの男」ロバート・レッドフォード。
クールで的確に計画実行し、その上現場仕事もそつなくこなす。
けど、
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北陸代理戦争(1977年製作の映画)

4.0

「映画の奈落」うまいこというな~。
はやく、この本読まないと!

「未来世紀ブラジル」や「天国の門」など、映画が完成してから映画会社と揉めたり、潰したりというのはよく聞くが。
関係者が映画内のフィクシ
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ツイン・ピークス/ローラ・パーマー最期の7日間(1992年製作の映画)

4.0

テレビシリーズも観た。
映画も観た。
チェリーパイは食べなかった。
忘れた。

もう一回観た。
意味不明な印象だったが意外とわかりやすい。
そのかわり、女子高生であるはずのローラ・パーマーが疲れたOL
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トランザム7000(1977年製作の映画)

4.0

アクション映画やけど平和やな~。
ニヤニヤするわ~。

車すっとばす映画に相応しく話は簡単。
とあるものをとあるところへ警察振り切り運ぶ賭けしましただけの話。
脚本上の仕掛けもなく、当時の世相なんての
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ブルー・カラー/怒りのはみだし労働者ども(1978年製作の映画)

4.0

みんな大好き、私も大好き「タクシー・ドライバー」のほんや・ポール・シュレイダーの監督デビュー作。「太陽を盗んだ男」の兄貴も書いてます。

大都会を巡回するタクシー。それが密室で孤独かよってな設定うまい
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0(ゼロ)の決死圏(1969年製作の映画)

4.0

中国(描写がファンタジー)を舞台にグレゴリー・ペック×J・リー・トンプソンとくればハラハラドキドキ冒険小説の世界「ナバロンの要塞」の興奮が再来かと期待せずにはいられない。
音楽は大御所・ジェリー・ゴー
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テレフォン(1977年製作の映画)

4.0

冷戦(いまやファンタジー)を舞台にチャールズ・ブロンソン×ドン・シーゲル!とくればパキパキのいぶし銀のエスピオナージュ(スパイもの)が観れると期待せずにはいられない。
脚本が「カプリコン・1」のピータ
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性虐!女を暴く(1982年製作の映画)

4.0

常に何か公開されている印象で、邦画界のウェルメイド担当の廣木隆一監督の広木隆一名義のデビュー作。

体を張ってダメ男を支える生き方が不器用な女の話。
まあ、普通なピンクの映画の感じ。
けど、シティ派な
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