yaaaさんの映画レビュー・感想・評価 - 30ページ目

ファスタープッシーキャット キル!キル!(1965年製作の映画)

4.0

驚嘆!!
アメリカン・ニューシネマ以前にこんなにフリーダム過ぎる映画があっただなんて。

オハナシは簡単。
残虐非道のゴーゴーダンサー三匹VS基地外家族。
暴走、チョップ、巨乳、水浴び、空手チョップと
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コフィー(1973年製作の映画)

4.0

「タランティーノが…」とか「ブラックスプロイテーション映画で…」とにかく多くの枕詞で紹介される本作だが、単純に低予算がゆえのアッサリ感がシャープでスピーディさを感じさせ痛快なアクション映画になっている>>続きを読む

ひとりぼっちの青春(1969年製作の映画)

4.0

原作の小説のタイトルは「彼らは廃馬を撃つ」。
ホラー映画並にどす黒すぎるアメリカン・ニューシネマ。

恐慌の時代、2時間ちょい踊って10分休憩を繰り返すダンスマラソン大会が開催。もちろん優勝者には賞金
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泳ぐひと(1968年製作の映画)

4.0

郊外の中流家庭のプールに突如、海パンだけのバート・ランカスターが現れる。「そうだ!各家々にあるプールを泳ぎつないで家に帰ろう。」
バラエティ番組の企画みたいな俺ジナルなことをいいだすランカスター。
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レディ・ウェポン ZERO(1993年製作の映画)

4.0

良くも悪くも香港映画。
痛感。

美女がカンフーアクションをする。それを推し進めて全裸でカンフーする。見事に釣られました。
たしかにそんなシーンは健在(2回も)なんだが、すぐ終わっていまいち盛り上がら
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イルカの日(1973年製作の映画)

4.0

わぁ!すげぇ~。イルカが芝居してる。ホンマやでぇ。

カタコトの言語が理解できるイルカと海洋動物学者が陰謀に巻き込まれる。

頑固オヤジ(ジョージ・C・スコット)とイルカの交流<大統領暗殺みたいな配分
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女体銃 ガン・ウーマン GUN WOMAN(2013年製作の映画)

4.0

裸一貫・・・自分の女体以外、資本となるものを何も持たないこと。

セキュリティ最強の場所へ仮死状態にした女暗殺者を送り込む。
その女体にはいくつかに分解した銃が。
それらを自分自身で取り出し、組み立て
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天草四郎時貞(1962年製作の映画)

4.0

娯楽の東映時代劇と思えば、肩すかしくらう。
けれど大島渚作品ということでは裏切らない。
ぶっちゃけエンタメ低いということですわ。

このリーダー、戦略正しいのか?って話。
一揆が題材なだけあって、裏切
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甘い鞭(2013年製作の映画)

4.0

SMってお互いお約束の上の苦痛の末に快楽がくるんだと思うが、この映画にはエロの胃もたれの末に笑いがくる。

壇蜜が体を張って凄いのだが、これは演技するということなのか?と思うぐらいひたすら責め続けられ
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レッド・ドーン(2012年製作の映画)

4.0

突然、北朝鮮(中国軍からCGで上書き、すげぇ!)が攻めてくる。
たまたま居合わせた休暇中の海兵隊にクリス・ヘムズワースって闘う気満々やん!

序盤のピックアップトラックの荷台に人を乗せて、しかもその人
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闇のあとの光(2012年製作の映画)

4.0

「うわぁ。アートの名のもとのつまらんやつやん!!」って言い切れないのも事実。

メキシコに住む白人家族に訪れるなんやかんや。

冒頭。牛や犬と戯れる少女のシーンから開幕するが、これがなかなか「おおっ。
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さすらいの恋人 眩暈(1978年製作の映画)

4.0

冒頭。
冬の東京。明らむ空。公園の噴水には薄く氷が出来ている。
それに足を置く女。歩いてみる…
その瞬間、ボーイミーツガール。

美しいけど壊れやすい何かを表しているのか、もろい歩みを暗示してるのか。
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ノア 約束の舟(2014年製作の映画)

4.0

最初、これなんのロード・オブ・ザ・リング?と思うほどファンタジー色が濃くて戸惑う。この世界のルールがよくわからんとダーレン・アロノフスキーの俺流「ノアの方舟」になじむまで違和感漂う。
そうこうしてるう
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痴漢ドワーフ(1973年製作の映画)

4.0

強烈な邦題で出オチ感たっぷり。
小さい人が母親に命令されるままにわるいことします。

セクシースレンダービーチククッキリお姉さんが、ケンケンパしてるところに玩具の犬を引き連れて小さい人が近寄ります。
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ニード・フォー・スピード(2014年製作の映画)

4.0

1、なんやこいつ(怒)!→2、おもしろい!?(楽)→3、おおおっ!(驚)みたいにギアチェンジするかのごとくおもしろさが加速する作品。

やったことないですけど同名のゲームの映画化。
超高価なスーパーカ
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海燕ジョーの奇跡(1984年製作の映画)

4.0

情熱の旅路日本~フィリピン3000キロ!!
人々のやさしさふれて青年は大きく成長する。
旅人・時任三郎。みたいな作品。

本来は。
沖縄。フィリピンと日本のハーフ・ジョーは所属する組が解散の日、弟分を
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影なき狙撃者(1962年製作の映画)

4.0

朝鮮戦争の英雄が帰国する。
彼を称えるアメリカ国民。
しかし、彼はソ連にとらわれ洗脳を受けた秘密があった。
とあるスイッチで殺し屋に変貌する…。

ポリティカル・サスペンスの定番シチュエーション「党大
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バッド・ティーチャー(2011年製作の映画)

4.0

なんか開き直ったというか、新たな魅力の提示。
いけすかないオバハン(といっても美魔女)のキャメロン・ディアスが堪能できる作品。

職業・教師。玉の輿にのりたい→いい男に出会う→女の魅力ほしい→それはデ
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桜の森の満開の下(1975年製作の映画)

4.0

季節もの。そんなジャンルあるか?

坂口安吾の原作なんでまぁ難しい。
生首で自分の乳房を吸わすような変態描写があったりして、表面的に観れば石井輝男もびっくりのバイオレス変態時代劇である。
それを若山富
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一万年、後....。(2007年製作の映画)

4.0

ご存知!日本版「インターステラー」!!
あちらは映像で四次元を表現するが、こちらは存在自体が四次元(大嘘)

昭和を思わす一室に中学生風が帰宅する。窓の外には夕暮れの気配。
中学生風は宿題を始める。
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宮廷画家ゴヤは見た(2006年製作の映画)

4.0

歴史にもてあそばれた私たち。激動のスペイン編。

重厚に展開はやく、そして小難しいこともなく波乱万丈で総じておもしろい。
が、もっともっと煮詰まった感じでも観たかった。

宮廷画家として成功しても、作
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サイレント・ランニング(1972年製作の映画)

4.0

ヒッピーなSF。

やさしいブルース・ダーンがキレて反省します。
それだけで見ごたえ十分です。

SFという装置を使ってメッセージを送るのはうまい。

キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー(2014年製作の映画)

4.0

明るく楽しいそしてゆる~い冒険活劇でも観よかなと思ったら。
えらい、シリアス。
そして、どえらいおもしろい。

街中のカーチェイス、白昼の銃撃戦。「ヒート」、「マトリックスリローデッド」に喧嘩を売った
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地獄に堕ちた勇者ども(1969年製作の映画)

4.0

ルキノ・ヴィスコンティ・ディ・モドローネ
本物の貴族が描く映画は豪華絢爛きらびやかそしてお上品。

そんなことはない。劇薬!!

お屋敷でマクベス。
いや。
犬神家の一族。金田一抜き。
いや。
渡る世
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4匹の蝿(1971年製作の映画)

4.0

ノーブラの金持ちの妻を持つ、ロックバンドのドラマーの兄ちゃんは黒いグラサンのおじさんにつけ回される。逆切れした兄ちゃんは誤っておじさんをナイフで!!それ以来何者かに脅されるが…

ずさんな脚本(事件の
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高級ソープテクニック4 悶絶秘戯/迦楼羅の夢(1994年製作の映画)

4.0

どすぐろい寓話。
不幸のしりとり大会の中、空を見上げ羽ばたく鳥を見つめる。

タイトルの高級ソープテクニックがエロの見せ場というよりは、罪を背負った人間が体を清めたいと願う行為なのがおもしろい。
話の
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300 スリーハンドレッド 帝国の進撃(2014年製作の映画)

4.0

悪ぶってるのに実はいい奴みたいに感じた映画。
登場人物でなく映画全体が。

ザック・スナイダーの編み出した止め画でもグラフィックにみえてカッコイイ!と錯覚させてその実、殺し合いをおもしろく見せるフォー
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マーラー(1974年製作の映画)

4.0

取り扱い注意。
静寂の中、端正なつくりでオーストリア・ウィーンで活躍した作曲家、指揮者・グスタフ・マーラーが綴られると思いきや。

ケン・ラッセルの看板に偽りなし。
アメリカから帰国したマーラーが妻と
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華麗なるギャツビー(1974年製作の映画)

4.0

テレビドラマのようにわかりやすい演出・芝居はそれなりに楽しめるがコッポラに監督してもらいたかったな。

ブルース・ダーンが上流階級で出てきて違和感を感じるのも束の間、ロバート・レッドフォードと対になる
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本番レズ 恥ずかしい体位/九月の堕天使(1994年製作の映画)

4.0

貧乳の「私たちの前世は天使なのよ」という不思議ちゃんが、クラスメイトの大人びたボインちゃんに恋焦がれる。

恥かしいタイトルだが、なかなかいける。
必要最低限のカラミだけ入れといて製作当時の社会情勢を
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団地の奥さん、同窓会に行く(2004年製作の映画)

4.0

久々のピンク映画の主役で頑張る夫、久々の再開同窓会へ出向く妻。
団地を出ていろいろあって、やっぱりお前やなぁ、アンタやなぁって話。

すごいエエ話、そしてすごいミニマム。

ピンクの怪優、名優集合の同
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フェリーニのローマ(1972年製作の映画)

4.0

俺が退廃や郷愁を幻想的に描く巨匠・フェデリコ・フェリーニじゃ!
やりたいようにやる。なんか文句あるかっ!!!みたいな作品。

暴挙!?実験的!?なにせストーリーが無いんだからぁ。

第二次世界大戦時、
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ザ・ファイター(2010年製作の映画)

4.0

ボクシング映画は正面きってマジメに撮れっ!て法則にのって成功。

負の部分、ホワイトトラッシュを悪意ギリギリに描いてるからよかったんだろう。
普通に劇中、ゾクゾクする映画的シーンが何度かあって最後まで
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X-MEN:ファースト・ジェネレーション(2011年製作の映画)

4.0

ヒーローを特殊技能のある人として描いているからスパイ映画としても楽しめる。
まじめなオースティンパワーズのおもむきか。
ローズ・バーン(かわいいが特殊技能)の60年代衣装替えもツボ。

最大によいのが
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恋人たちは濡れた(1973年製作の映画)

4.0

感覚の映画。

原っぱでの青姦カップルとの未知との遭遇。
彼女紹介されたらそくレイプ未遂。
町中を疾走する着物の絵沢萠子(本人様はとってもええ人です)
&アクロバチックな自殺未遂。
きらきら光る海岸で
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

4.0

神経質そうだが可愛いルーニー・マーラと離婚なんて、なんちゅう輩やと見始めたが。
さすがの、見事のオリジナル度。

OSと恋に落ちるという見事なフックにだまされて、変化球というかキワモノの設定に注目しが
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