眉村卓ってもう亡くなっていたのね。
ある程度以上の世代からすれば超のつく有名作家なのだと思うけど、今はどうだろう。日本のSF作家と言えば星新一、小松左京、筒井康隆あたりが世代を問わず群を抜いて有名で>>続きを読む
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僕らの大好きだったあのジャッキー・チェンは、どこに行ってしまったのだろう。
近年のジャッキーを見るたびにそう感じていた。年齢を考えれば仕方のない面もあるけれどアクションは控えめだし、主演ですらないし>>続きを読む
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1922年は大正11年。
そう考えると、すっごい昔感があるので作中で描かれるあれやこれやがとても腑に落ちる。なにしろ世界が色々とフワッとしている。農家の暮らしぶりも、警察の捜査も、息子たちの駆け落ち>>続きを読む
みんな大好きキアヌ・リーヴス殺し屋アクション第2弾。
壮絶な殺し合いの末に収束した前作から5日後の設定というブラックな環境で、今度はジョン・ウィックの妻との思い出の家が爆破される。悪いことをするとい>>続きを読む
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ゾンビ映画ってホラー映画の1ジャンルとして誕生したものだと思うけど、これだけ隆盛を極めた中でもはやホラーではなくなってきているのが実情だと思う。最近のゾンビ映画の「ゾンビ」はぜんぜん怖くない。
と言>>続きを読む
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「ソウル・キッチン」でファティ・アキン監督が大好きになったのだけど、あまり熱心に追いかけてしまうと消費してしまっている感じがするし、続けて見てしまうとどうしたって印象が薄くなるので、少しずつ味わってい>>続きを読む
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話題作中の話題作。
バレたら台無しになるようなネタがあって、低予算で、有名な俳優は出演していなくて、世界的に長ーいブームが続いているゾンビもので、元になっている舞台演劇を作った人から「パクった」という>>続きを読む
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「ドラえもん」でこういう話あったなー。
かの漫画の基本構造は、のび太(あるいはその周辺の人)の悩みや不満に対して、未来から来たロボットの道具で一旦解消するものの(調子に乗り過ぎたりして)結局ダメにな>>続きを読む
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オシャレ! かつ風刺!
風化するにはまだ早い、パナマ文書事件の内幕を描いた傑作。日本でもあの当時「お金持ちがズルをしている」という文脈で報道していたけれど、節税と脱税の境界って曖昧だし、「違法になら>>続きを読む
マリエタを演じる女優さんの迫力だけが素晴らしかった。「あなたとは寝ない」かー。
あんまりすごいものだから、少し調べたのに名前も定かじゃない。こういう時、ハリウッドの俳優だったり韓国の俳優なら割とすぐ>>続きを読む
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平穏な日常ってのはかけがえがない。
物語は3人姉妹の日常に変化が起こるところから始まる。縁遠くなっていた父親の死。葬儀への参列。腹違いの妹の存在。こうした新しいトピックスが登場する。
この父親──>>続きを読む
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タイトルはとてもとても有名で、なんか評判もいいみたい──そんなぐらいしか知らなかったから、主演がベン・アフレックなことも監督がデヴィッド・フィンチャーなことも知らなかったし、こんなに怖くて不快で面白い>>続きを読む
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この映画、「フライト・ゲーム」とセットみたいなアナウンスがあった(曖昧な記憶だけど)からてっきり続編かと思ったら、「同じ監督」が「リーアム・ニーソン主演」で「乗り物の中というシチュエーション」の「サス>>続きを読む
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薬師丸ひろ子の超有名作はおそらくテレビで見たことがある……と思う程度で、頭の中にある「セーラー服と機関銃」のイメージもあの掃射シーンからの名台詞ぐらいしかない。
なので、橋本環奈版のこの作がリメイク>>続きを読む
大泉洋の代表作と言えば「水曜どうでしょう」になってしまいがちだけど、なかなかどうして東直己原作の探偵シリーズもすごくいい。
2作目が素晴らしい出来栄えだったので、待望だった3作目のアナウンスで北川景>>続きを読む
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ジェイソン・ステイサムのスタイリッシュアクションシリーズ3作目にして一応の完結作──なのかな? とは言っても、完結するので集大成というなにかがあるわけでもないので、ただの3作目。フランクはいつも通りク>>続きを読む
「あのシャフトが19年ぶりに!」というのが作っている側のアピールなのだろうけど、こういう中ヒットぐらいの続編が長い時を経てしまうと、感動の感嘆符よりも「どんな映画だったっけ?」の疑問符の方が先にくる。>>続きを読む
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スタイリッシュなアクションシーンの詰め合わせ。ジェイソン・ステイサムのプロモーションビデオのような映画シリーズ第二弾。一作目を見たのは大分前だけど、雰囲気は最初のシーンですぐに摑める。
運び屋稼業の>>続きを読む
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因果応報の話なのかな。
結婚相手は慎重に決めましょうという話なのかな。
そこそこしっかりとした骨格の本格ミステリ映画ではあるのだけれど、アレックスが直面する虚仮威しのせいで印象はアンフェアに感じる。>>続きを読む
新シリーズ開幕!
アンジェリーナ・ジョリーの出世作の方も面白かったけど、個人的にあの人の顔は強過ぎて苦手なので、新しいララ・クラフトのアリシア・ヴィキャンデル(名前をなかなか憶えられない)の方が見た>>続きを読む
良くも悪くもとてもとても邦画らしい邦画。
「良く」はスケールの小さいところ。
この映画の題材──宇宙人による地球侵略は珍しくもなく、過去に何度となく地球は救われたり陥落したりしているし、スケールの>>続きを読む
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戦場の爆発物処理班は果てしなくて大変だ。
どこまでリアルな描写なのかは不明だけれど、なんだかとてもリアルっぽい。作り話には違いないし、後半のベッカム少年のくだりなんかはいかにもとってつけたような感じ>>続きを読む
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ガール?
まあ、妙齢の女性の集まりも「女子会」とは言うけれど、トムとアナの娘以外にガール世代は登場しない。それどころかな境遇の成人女性(大人の女性とは言い難い)ばかりが登場する。
主人公は不妊が原>>続きを読む
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ワンアイデアで突っ切り切れずに、息切れした感があった。
真逆の重力で暮らす二種族がいて、それぞれの関わりがなく、画一的に支配されている国家と、地底で掟に従って生きる集落。支配に反発するエイジと掟に疑>>続きを読む
SNSって怖いよね──という話だと思うのだけど 、匿名性に敏感でFacebookさえいまいち流行らなかった日本では、ピンとこないところがあると思う。有名人でなくとも顔や名前を晒している人は日本でだって>>続きを読む
見逃していたガイ・リッチーの大出世作。期待通りとてもとてもよかった。
この監督の描くイギリスって「シャーロック・ホームズ」のシリーズなんかでもそうだけど、とても不潔で貧乏くさくて、そのくせ不思議と魅>>続きを読む
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うーん。B級。
ただ、B級には違いないけれど、あの謎の侵略者たちには少しだけ感心した。あのモヤっとしたオレンジ色の発光体自体が生物だったらもっとよかったようにも思うけれど、中身があったのは拍子抜け。>>続きを読む
うーん。
配役はよかった。
小栗旬も菅田将暉も橋本環奈も堂本剛も岡田将生も菜々緒も長澤まさみも新井浩文も柳楽優弥もよかった。他にもたくさんいたけど、みんなよかったと思う。
ただ、全体的な上滑り感が>>続きを読む
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ゾディアック事件はアメリカで最も有名な未解決事件のひとつで、アンビリバボー的な番組で紹介されることもあるけれど、本邦ではあまり有名じゃない。3億円事件やグリコ森永事件の方がはるかに有名だし、それが当然>>続きを読む
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台湾史上最高のピッチャーがメジャーで開花するまでではなく、開花したものの怪我をして再び返り咲こうともがくところを見せるドキュメンタリー。プロ野球のオフシーズンにやってる番組のメジャー長尺版といったとこ>>続きを読む
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日本発の物語が、韓国で傑作映画になり、アメリカでどう変わったのか。
ベースは韓国の映画版のようです。結構細かいところがトレースされていて、特に舞台がアメリカなのに監禁中の食事メニューが餃子なのが笑っ>>続きを読む
評判の良さにつられて見たのだけれど、期待していた感じではなかったなー。
決して、詰まらないわけではないのだけれど、妄想が暴走しているのがぎりぎり解りづらく、安全な妄想ではなく重度のメンヘラに見えてし>>続きを読む
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こういう異形の作品てしょっちゅう見たいわけじゃないけど、たまに見るぶんにはとても楽しい。
説明は殆どない。
会話から少しずつ状況を知るわけだけど、まあ常軌を逸しているから「こいつらなにを言ってるんだ>>続きを読む