Yutoさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

3.2

ずいぶんと客観的に観ていた気がする。
飢えとは、貧困とは、本当に良くないものだと、不幸を連鎖させるということだけをひたすらに感じていた。なんか最後まで見ると、あながち感じていたことは主題と遠からずなの
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パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト(2006年製作の映画)

2.8

あまり今作プロットが面白いとは思わないんだけど、こんな演出できたら楽しいだろうなというのが詰まってる、大掛かりな撮影の宝箱感は好き。

ザ・ピーナッツバター・ファルコン(2019年製作の映画)

3.8

純粋無垢な子を目の前にすると、素直になれてとめどなく自分の優しい部分・好きな部分が溢れ出てくる感覚分かる。だからそんなタイラーが好きだった。

それが実現するかどうかは別の話として、夢を見る権利や語る
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ちょっと思い出しただけ(2022年製作の映画)

4.0

「はいはい、”エモい”という不確定な言葉に甘えた、カルチャーが何かも分かってない自称サブカル好きのための映画だろ?」という横柄な態度で構えていたが、普通にぐさぐさ刺された。

俺もこう言う喋り方するな
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最後の日々 生存者が語るホロコースト(1998年製作の映画)

3.5

ウクライナ情勢のこともあり、ヨーロッパでの過去の戦争に今とても興味のアンテナが立ってる。
リアルの写真は作り物の映像とは違う、本当に心底吐き気がした。
人が人の道を踏み外すのは、なぜか。本当に脆い生き
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くまのプーさん 完全保存版(1977年製作の映画)

4.0

15年ぶり50回目とか。思い出の作品。
いつまでも”何もしない”をしていたい。

シンドラーのリスト(1993年製作の映画)

3.9

リアルのあまりの凄惨さを抗体のある人にのみ見せるのではなく幅広く認識してもらうという点で白黒はこの映画の”善”だったのだろう。

人の歴史とは思えない中、人もいるというお話。
悪を前に我々はどうすべき
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.6

とんでもないものを観た。
内容への共感どうこうより、強い強い印象、鑑賞後の映画への喪失感、そしてものすごい意欲作であるという点に感銘してる。
分からないことの面白さって素晴らしい。この映画あと10回は
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

4.0

この時代のアメリカ映画のエンターテイメント性を越すことって金輪際不可能なんじゃないかと思わされた。パッケージ化されてない映画でこれほどエキサイティングでヒットさせたのやはりすごい。音楽も圧倒的だよな、>>続きを読む

ラ・ポワント・クールト(1955年製作の映画)

2.9

ナレーションが無いのにナレーションが聞こえてくるかのような。映像が文字として入ってくるような感覚。

愛の対象にこだわる男性、愛の不安定さを嘆く女性、互いに互いを埋め合いたいと分かっているそのやりとり
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湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)

4.1

ああ、心地よい読後感。悲しくてたまらないのにどこか清涼感を感じている。
愛の形を水のように柔軟に変えながら、それでもしっかりとお湯のように熱く煮えたぎらせる。こうゆうしっかりと考えられた愛情を描いた作
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.7

本当にすごいなこれ、臨場感、没入感と言い表すよりも、実体験なのではないかとすら思える。
これを撮ろうと思い、そして実現させた製作陣の熱意と、創作意欲に感服。

こういう戦場に身を置くということは、異常
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.2

耳が画面に吸い込まれるような感覚。映像作品らしい映像作品だなと思った。

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.5

天災でもなくて、人為的な行為によってこんなメッセージを送らなければいけないことがあることが悲しい。

戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.0

自分の無知を知り、時代の凄惨さに嘆き、強く今に愛情を注げる映画だったなあ。

潔く死ぬ、こんなしんどい生活なら死んだ方がマシ、という考えすら許されないほどに、あまりに酷い死に方しか待ち受けてなかったの
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.8

テンポが良くて非常に見やすかった。高いエンターテイメント性がむしろ心地よかった、文学への敬意ってものを分かりやすく伝わりやすく描くのは、とっかかりとして非常に魅力的だった。
なんか、影響されそう、自分
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

3.9

所々ブラックに新しい価値観をユーモアに交えながら、青春真っ只中の学生の知性と遊びをみて柔らかく暖かな嫉妬に浸れる映画だった。

こういうのが新時代の映画の常識になっていくんだな、なっていくべきだなと思
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偶然と想像(2021年製作の映画)

3.9

偶然の必然性
それは想像が介在するから

言葉は言葉が望むから紡がれていくのかな。言葉は受けての経験則に影響を受けるのだ。

オアシス:ネブワース1996(2021年製作の映画)

4.7

「俺にとっての宗教。」そうだよ、そうだよな。
最高にかっこいい、痺れる。快楽主義へと。

たまらねぇ、うまく言葉が出てこない。
しかしそれこそ真骨頂。

いまを生きる(1989年製作の映画)

4.9

圧巻、あまりに圧巻。

ああ、僕らはあんなにも神聖な瞬間にいたのだと、僕らは何と贅沢なひと時を謳歌していたのだろうかと、微笑みと羨望の眼差しを止められなかった。

学びに生きることができる学生とは素晴
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Summer of 85(2020年製作の映画)

3.3

語られている通り、これはこいつの物語だった。自分の信じる定義の中で愛していた。
好きだけど、なんなら、もっと押し付けがましくてもよかった。

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

3.8

大人になって振り返ってみると、ぐちゃぐちゃだったよなと。でもやっぱり真実があるとすればこの振り返ることではなく、あの時の今だよな。
音楽、物語、絵、救われるよ、いつも。

はじまりのうた(2013年製作の映画)

2.7

1番しっくりくる良い終わり方だった。
あまり印象には残らないかもだけど、なにかと丁度いい映画だった気がする。

Blutch(原題)(2018年製作の映画)

3.7

こうゆう1人で旅している、自分と向き合う旅が生きる糧になったりするんだよな。
こうゆう経験はアップデートし続けなければ。

また、長いこと旅に出よう。

ホームステイを思い出してた。

ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

3.5

妄想を形にしちゃった。作ってて楽しかっただろうなあこの作品。リアリティがファンタジーの中で程よく溶け込んで気持ちが良かったなあ。
それほど革新的な内容じゃないけど、ユーモアが痛快だ。
どう足掻いたって
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ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(2018年製作の映画)

3.6

生かされるということを、死ぬということを、これだけ肌で捉えながら生活するということに羨ましさとこうあるべきだよなという絶対感を受け取った。
循環する、よく聞くけど、やっぱり目にすると良いなあ

泳ぎすぎた夜(2017年製作の映画)

2.6

もう思い出せないし取り戻せない感覚だ。
あまりこうゆう映画は集中できない

やすらぎの森(2019年製作の映画)

3.9

なんで…って思う点は残るものの、人生への尊厳と喜びの歌であった。
ああ、多くのことに絶望して自然回帰したくなる気持ち分かるなあとか、それでも心にはまだ喜びが残ってるあの音楽が流れ出す感覚分かるなあとか
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ピーター・パン(1953年製作の映画)

3.7

子供の頃の思い出。大好きなんだよなあ。
今の時代だったら問題となる演出もそりゃあるけど、関係ないなあ。
この頃のようなディズニー作品、またできないかなあ

気狂いピエロ(1965年製作の映画)

2.8

「われわれの別れをノスタルジーで否定する」「言い表せたものについては言葉は純粋性しか保てない」叙述的、且つ詩的に進む中で、本人たちによって荒く噛み砕かれた言葉がところどころ刺さった。
C’est la
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グザヴィエ・ドラン バウンド・トゥ・インポッシブル(2016年製作の映画)

4.0

嫉妬とか尊敬とか、そういった形を帯びた単語ではなかなか表現しがたい。いつも彼の作品に自身の魂が昇華される。
同世代として、同じ時代を生きていくことに希望しかない。切り拓いていきたい。
表現者として、同
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