人間世界を放浪?していた狼娘ホロが行商人のロレンスと出会い、ホロの故郷を目指すという道中記。
第1期に比べてホロの故郷へ向かっている感があり、旅の目的がはっきりしている。ロレンスが商売上のピンチを迎え、ホロとの連携でピンチを切り抜けるという話の繰り返しで、半沢直樹ほどジェットコースター展開という訳でもないので、ややマンネリで緩慢な展開。むしろ、ツンデレヒロインとの鼻につく会話がメインで、経済ドラマというよりも異世界ラブロマンス。むしろ、つかず離れずの軽妙な言葉遊びは一昔前の2時間サスペンスドラマの探偵役の男女の関係のよう。
第2期はホロはオオカミに変身することなく、獣人である必要性が薄い。世界観をゼロから理解しないといけない異世界設定の必然性も『ヴァイオレット・エバーガーデン』同様に分からない。何かストーリー上不都合なことが起きると、異世界ならばそういうものだからで押しきれてしまうのは、何だかずるい。
異世界の経済をイチから理解しようという気になれなかったこともあり、なんだかよくわからなずに終わった。
GYAOの配信にて。