ウシュアイア

機動戦士ガンダム 水星の魔女 第2クールのウシュアイアのレビュー・感想・評価

3.4
<!!注意!!第1クールのネタバレあり!!>

第1クールでは、主人公スレッタ・マーキュリーは宇宙軍事技術の学校への編入早々に学生の決闘に巻き込まれるがままに勝利してチャンピオンとなり、加えてツンデレお嬢様ミオリネ・レンブランの婚約者になってしまうと、次々と登場人物の紹介がてら決闘を申し込まれるという学園話で話は進み、ガンダム技術の開発を行う会社の設立、アーシアンとスペーシアンの対立の激化による学校へのテロ襲撃で話は終わり、きな臭い展開をへて第2クール(後半)に入った。

第2クールでは、スレッタ、ママの正体、プロローグで登場した人物との関係性が焦点となる。アーシアンとスペーシアンの対立という軸はあるものの、様々な理由で昨日の見方は今日の敵になってしまい、何のためにために戦っているのかよくわからない展開が続く。結局のところ、核心部分も含めて自分の存在意義や家族との関係性によるアイデンティティの葛藤の問題になっていく。言わんとしていることはわかるような分からないような。宇宙というか世界の存亡はかかっているわけでもないので、戦いに大義があるようなないような。小さな話を大きく広げ過ぎて話がよく分からなかったというのが印象だ。

今回は配信期間が限定されていたので、駆け足で観てしまったが、次回はウィキペディアなどで用語やネタバレ解説を読みながらじっくりと見たい。
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