ウシュアイア

機動戦士ガンダム 水星の魔女のウシュアイアのレビュー・感想・評価

機動戦士ガンダム 水星の魔女(2022年製作のアニメ)
3.4
初めてのガンダムシリーズ。
Abemaの無料配信で視聴。

ガンダムシリーズについては、モビルスーツと呼ばれる巨大ロボットを操縦して宇宙戦争を繰り広げる話、という認識で、何年かおきに制作される新作が前作の続編なのかどうなのかよくわかっていなかったので、手を出さずにいたが、これまでのガンダムを知らない人たちでも入っていける、ということ見てみることにした。

とりあえず、
・世界観としては、宇宙開発時代に宇宙生まれの人間スペーシアンと地球生まれのアーシアンがおり、少数のスペーシアンが企業を中心とした巨大な軍産複合体を形成し、アーシアンを牛耳っている。→これが戦争の火種
・今作のガンダムの設定としては、元々は医療技術として開発されたサイボーグ技術の延長で作られた兵器であるものの、ガンダムを肉体や精神とリンクをさせるため、使用者の身体・精神を蝕むがゆえに葬られた技術であること。
・垢ぬけない感じの主人公スレッタ・マーキュリーはなぜかガンダムであるエアリアルを操縦し、無双状態。
ということは、わかった。

そして、スレッタ・マーキュリーは宇宙軍事技術の学校への編入早々に学生の決闘に巻き込まれるがままに勝利し、ツンデレお嬢様ミオリネ・レンブランの婚約者になってしまうというスレッタの学園生活のはじまりから、物語は始まる。


確かに、以前の作品と世界観と設定に関連性があるのかよくわからないが、これまでのシリーズを観ていなくても入っていける作品だと思う。学園要素が好きな人にはたまらないと思う。

しかし、プロローグも含めて伏線が張られ過ぎており、多すぎる登場人物の意味不明な会話が繰り広げられ、置いてきぼり感がいなめず、ストーリーがスッと入ってこない。24話完結となると、もう少しすっきりさせた方が分かりやすい。

主人公のスレッタは無双であるものの、マザコンで垢ぬけない感じで、あまり魅力を感じない。また、同性婚の設定なども、なんだか時代に媚びている感じがする。
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