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正義のセのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

正義のセ(2018年製作のドラマ)
4.3
主人公・竹村凜々子(吉高由里子)は、横浜地検で働く2年目の検事。
まだまだ駆け出しの凜々子は、不器用だけど何ごとにも一生懸命。
担当事務官の相原(安田顕)など周りを巻き込みながらも、まっすぐに事件に取り組み、検事として、そして女性として成長していく。
原作はエッセイ、小説、テレビと幅広く活躍する阿川佐和子さん。160万部を超えるベストセラー『聞く力 心をひらく35のヒント』で知られる阿川佐和子さんのシリーズ小説「正義のセ」を、満を持してドラマ化。
朝ドラの「アンと花子」でも、気が強くて一生懸命なヒロインがはまっているし、今回の被害者の感情に寄り添い正義のために頑張る若手検事竹村凛々子の役柄が、吉高由里子にはまっている。
冷静で的確なアドバイスをする担当事務官の相原と若手検事竹村凛々子のコンビも絶妙で、結婚詐欺事件や痴漢被害など難しい案件に、加害者や被害者にあくまでも人間として寄り添い向き合い真実を引き出していく展開は、痛快。
確かに驚きの真相や予想をくつがえす展開に乏しかったけど、ベタに撤した展開は逆にスカッとする後味で、毎回楽しめたお仕事ドラマ。
続編があったら、ぜひ見たい。
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