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幽☆遊☆白書のkuuのレビュー・感想・評価

幽☆遊☆白書(2023年製作のドラマ)
3.6
『幽☆遊☆白書』
原題:幽☆遊☆白書
製作年2023年。エピソード数 全5話。
札付きの不良少年が、意外なヒーローとしてよみがえる!? 全世界で数百万部を売り上げた伝説的人気漫画を初めて実写化。
※各エピソードあらすじを参考までに末筆に記載しておきますが、多少ネタバレに抵触してますので、お気になされる方はお気をつけ下さい。

出演者意外にも似てた(個人的に)浦飯幽助:北村匠海をはじめ、
蔵馬:志尊淳(おねぇ疑惑出るくらいの出来映え) 飛影:本郷奏多 桑原和馬:上杉柊平 
戸愚呂・兄:滝藤賢一 戸愚呂・弟:綾野剛 
雪村螢子:白石聖 ぼたん:古川琴音 
雪菜:見上愛 鴉:清水尋也 
コエンマ:町田啓太 幻海:梶芽衣子 
左京:稲垣吾郎など

※今作品はホラー要素があり、第1話では、明るいフラッシュライトのシークエンスがある。
また、血の描写が多いので、苦手な方はご注意ください。

今作品、先にも記載した通り、俳優の滝藤賢一と綾野剛が、人気キャラの戸愚呂兄弟を演じてた。
この出来映えかなり笑えた。
戸愚呂兄弟は、主人公・浦飯幽助らの前に立ちはだかる強敵で、滝藤が戸愚呂兄弟の兄、綾野が弟をそれぞれ演じる。
綾野くんはきっと、町でバッタリとガーシーと会った時にフルボッコするために肉体改造の予習?練習?トレーニング?したに違いない。
いや、ただのCGIかな笑。
肩に滝藤賢一を乗せムキムキ綾野がやつれたガーシーをフルボッコにする姿を想像しながらご覧あれ。
ガーシーファンの方🙇。
また、その弟に輪をかけて兄役の滝藤賢一がキモキャラ全開バリバリで演じてて、これを洟垂れ小僧の時に観てたら泣いていたと思うほど、イカれてた笑。
白石聖は幽助の幼なじみの雪村螢子を演じてたが彼女のキャラの作りはどうも薄い。
また、古川琴音が不慮の事故に遭った幽助を死後、霊界へ導く案内人・ぼたん役。
こちらも満足いく出来とは云いがたいかな。
見上愛が生き別れた兄を探す妖怪氷女・雪菜を演じるが、加えることの陰薄。
梶芽衣子が女囚さそりではなく、幽助と桑原和真の師範となる幻海役でインパクトはあったが、女囚さそりももう歳やなぁ寄る年には勝てないが如くアクションはムリがありすぎる。
最近、観始めた『きのう何たべた?』の西島秀俊演じる史郎の母ちゃん役ならマッチしとんのになぁ。
ただ、町田啓太が霊界探偵となった幽助に指令を与えるエンマ大王の息子・コエンマ役は何だかなぁって感じたが、他の男性俳優陣は比較的に気張ってたかな。
清水尋也が戸愚呂兄弟と共に幽助たちの行く手を阻む支配者級の妖怪・鴉役、こちらは中々COOLさがあったし、アクションも悪くなかった。
稲垣吾郎が戸愚呂兄弟を雇い裏社会を牛耳る謎多き人物・左京役として可もなく不可もなく、ゴローちゃん本人?素のゴローちゃんで出演していた。
扠、今作品の中身すか、原作(漫画)の大ファンとまでは云わないまでも、小生は全巻既読している。
そやし、この実写版ドラマと比較しないで観るのが難しかった。  
でも、ストーリーの変更は理解できた。
桑原のオレンジ色のリーゼントじゃなくても理解できた。
また、今作品が原作の内容を提供できなかったものもある。
それは5話であるためだと思う。
原作の見どころのひとつは、主要な敵役のバックストーリーや動機に共鳴させることで、原作はストーリーを進めるにつれてそれを積み上げていく。
しかし、この実写版ではそれができなかった。 彼らは、最終回のわずか数分の台詞で、若き日の戸愚呂のバックストーリーを手短に語る。
しかし、それでは弱い。
若き日の戸愚呂の裏話は、フラッシュバックのエピソードとして1話分あってもいいと思う。
そうすれば、クライマックスのバトルとエンディングがより感動的なものになったかもしれない。 つまり、拷問された魂が解放されることに興味を持つためには、まず拷問された魂を知る必要がある。
そうでなければ、少々気にならないし、どうすれば救われるのかわからない。
そしてまた、今作品はわずか5エピソードであり、そのため台詞だけを使わざるを得ないのかもしれない。
このシリーズは1回きりのつもりで、シーズン2は考えられなかったんやろか?
実写版の『ONE PIECE』とは明らかに違いが見受けれ、きれいにまとまったように思えた。
シーズン2が製作されるんやったら十分な出来であることを願っているかな。
Netflixが仙水(この敵役は心に傷を負い、自分の中に7つの人格を持つ)をどうするか見てみたい。
もしシーズン2があるなら、『ONE PIECE』や他のNetflixオリジナルシリーズのように、少なくとも8~10話は作ってほしいなぁ。
また、今作品の原作やアニメを観てない方なら筋書きは薄っぺらで、急ぎ足に感じたかもしれないが、個人的にはバトルシーンが兎に角楽しめるとは思います。
アクションシーンを見るだけでも十分楽しめるんじゃないかな。
振付師とカメラアングルに賛辞を送りたい。
なぜなら、彼らはとても流れるようなものを作り出し、彼らがどのように "踊る "のかを実際に見ることができたから。
ストーリーについては。
5話だけと聞いたときは、どうなることかと思った。
希望を持ち続けようともした。
深く掘り下げたりはしないが、それでもついていくのは『幽☆遊☆白書』初見でも十分ついていける内容になってます。
翻ったら、原作ファンには少々物足りなさがのこるやろし、個人的にはキャラ等何人かをもっと知る時間がなかったのは残念無念かな。
今作品の製作陣が選んだ色のグラデーションが良かった。
リアルに見えるし、暗すぎると思ったところはなかったかな。
彼らはVFXを暗闇の下に隠さなかった。
匠やなぁ。
主演が北村匠海だけある。


各お話のあらすじ

エピソード1 55分。
気がついてすぐに衝撃的な光景を目にした幽助の前に、霊界の案内人が現れる。
同じ頃、魔界から入り込んだ邪悪な存在が、人間界に大きな混乱を引き起こす。

エピソード2 44分。
霊界が警戒していた3つの危険物が、妖怪盗賊に奪われてしまう。
幽助が新たな能力を使いこなせず苦戦する一方、人間界では公園で遊んでいた子供たちが次々と倒れていく。

エピソード3 48分。
最後の危険物を回収するため、ある豪邸に侵入する幽助。
その後、コエンマの計らいで、高名な術者が幽助の指導にあたることになる。

エピソード4 48分。
首縊島にやってきた幽助たちは、それぞれ別々に敵と戦う。
牢に閉じ込められた螢子は、そこで出会った雪 菜とともに逃亡を図る。

エピソード5 54分。
ついに戸愚呂と対峙した幽助は、衝撃的な事実を 知らされる。
魔界と人間界をつなぐ穴が広がりつつあるなか、左京と直接話をするコエンマ。
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