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ヒル Season1のkuuのレビュー・感想・評価

ヒル Season1(2022年製作のドラマ)
3.3
『ヒル』Season1
製作年 2022年
全6話
各25分~27分
WEB・アプリで人気を博して話題を呼んだ漫画『ヒル』(新潮社バンチコミックス)を原作に連続ドラマ化。
他人に寄生して生きる者たちの運命と格差社会の闇を描く社会派復讐サスペンス。
Season1主演を赤楚衛二。

21歳の四宮ユウキ/勇気(赤楚衛二)は友人もおらず、バイト漬けの孤独な日々を過ごしていた。
ある日、いつものように夜勤バイトから帰ると、部屋には腹部をナイフで刺された見知らぬ男(栁俊太郎)が座り込んでいた。
男は搬送先で目を覚ますと、刑事に向かって自分は四宮勇気だと名乗り、ユウキを指さしながら『この人が自分を刺した』と供述。
とっさにその場を逃げ出したユウキは、一瞬にして逃亡犯となってしまう。
そんな時、目の前にゾーカ(吉川愛)という謎の女が現われ、父親を殺したある人物への復讐を手伝ってほしいと頼む彼女と行動をともにする。
ゾーカは住人が不在の家を渡り歩いて生活する、通称ヒルだった。2人はやがて“ヒル狩りのカラ”の異名を持つ伝説のヒル、カラ(坂口健太郎)と出会う。
カラもまた、復讐のためだけに日々を抜け殻のように生きるヒルだった。。。

お粗末な合鍵を手に入れるくだりなど、突っ込み要素は満載ながら、全体としてのアイデアはとても気に入ったし、よく実行されたと思う。
しかし、今引っ張りだこで、よく、ひ弱な主役を多々演じる赤楚衛二くんや、舌足らずな栁俊太郎は好きな俳優レベルにのせれない。
特に栁俊太郎のヨビ役は、率直に好きじゃない。
ブリーチした髪がどうも無敵のマイキー演じる吉沢亮には足元には及ばないし、ロン毛で云うと、野村周平の髪下ろしロン毛よりいけてない、いや、ロバート秋山より下かな(ファンの方🙇)。
セリフの発し方も癇に触る。
もし、この2人のキャスティングが違っていたら、多少は物珍しく、感情移入できたかもしれへん。
とは云え、それでもドラマのコンセプトは楽しんだし、悪くないはなしでした。
第2シーズンはカラにもっと焦点が当てられるし(坂口健太郎をその役で起用することに賛成)、板垣瑞生が登場することになってるし興味は沸くワクワク。
だから、個人的には、第2シーズンはより良く、より魅力的になるような気がする。
第1シーズンが悪かったというわけではなく、ただ、間違ったことにフォーカスしていたような気がしでもない。
濃密な第2シーズンに突入し、第1シーズンを完全にスキップできるのであればそれを望んでたかな。
それでも、俳優推しがいるとか、コンセプトが気になるとなから見る価値はあるんちゃうかな。

※各エピソードあらすじを参考までに記載しておきますが、多少ネタバレに抵触してますので、お気になされる方はお気をつけ下さい。

第1話 25分
孤独な青年・四宮勇気がある日バイトから帰宅すると、室内で見知らぬ男・ヨビが腹を刺されているのを発見。
ヨビのうその供述により逃亡犯となったユウキに、謎の女性・ゾーカが手を差し伸べる。

第2話 26分
捜査を続ける刑事の鈴木と村尾は、ユウキが本物の四宮勇気なのではと疑い出す。
一方、ヨビの使者であるミロの襲撃から逃げ出したユウキ。
ゾーカからヨビの殺害に 協力してほしいと頼まれる。

第3話 26分
自宅のアパートを燃やされ、帰る場所を失ったユウキ。
ゾーカからもらった寄生する部屋のリストを利用して逃亡を続ける。
そんな中、ゾーカを捜しに行った廃工場で、ヒル狩りのカラと出会う。

第4話 25分
チロルから提示された期限が迫るなか、人質に取られたゾーカを救うため、ユウキは隠された現金を回収していく。
同じ頃、鈴木刑事はある人物の通報によりヨビの手下・マジメの死体を発見する。

第5話 25分
チロルの証言でヨビとカラが連続絞殺事件に関与している可能性が浮上。
その夜、村尾刑事の前にヨビが現れる。 寄生先に潜伏中のユウキとゾーカはヨビの殺害を再び誓い、2人で生きることを決意。

第6話 27分
ミロにわなを仕掛け、ヨビをひとりで殺そうと企むゾー カの真意に気づいたユウキは、彼女を助けるべく走り出す。
それぞれの思いが交錯するなか、ある場所へ集った4人の前にカラが現れ...。
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