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あなたは誰? エリン・カーターのkuuのレビュー・感想・評価

2.8
『あなたは誰? エリン・カーター』
原題:Who Is Erin Carter?
製作年2023年 。
ジャック・ロシアンが制作した全8話のNetflix作品。
アシュレイ・ウェイ(4話)、サヴィーナ・デリクール(2話)、ビル・イーグルス(1話)が監督を務め、エヴィン・アフマドとショーン・ティールが主演を務める。

バルセロナに移住し、平穏な生活を送っていたイギリス人女性。
だがその日常は、スーパーで強盗事件に遭遇し、彼女の秘密と暴力的な過去が暴かれたことをきっかけに狂い始める。

タイトルをちらっと見ただけで、このドラマが何を語ろうとしているのかわかっちまう。
メキシコ発のスリラーNetflix『そしてサラは殺された』とかの流れと同様、最初からすぐに筋書きを知ることができてまう。 
そして、問いかけている質問の答えを見つけるためのヒントが明かされ、徐々にストーリーに飛び込んでいくチャンスが与えられる。
印象的な予告編でこのシリーズを売り込んだのは確かに素晴らしい仕事やったとは思うが、どないしたら主人公に共感でけるか。
美人or男前がご出演してる?
いや、チョイ違うなぁ。
演技?
主役の女優の演技は酷いって云いきれるほどではなかったが、それは脚本のせいかもしれなが、どうも最後まで感情をのせれなかった。
彼女の娘はウザかったし(失礼)、明らかに女の子もワルになれるということを示すために書かれた感じがする。
現実味がないし、もし彼女が現実に存在したら、誰もが女の子を善く思うんかなぁ。
常識があれば間違いなく置き去りにされるはずの子供を登場させ、さらに、人が死ぬ寸前まで殴られたにもかかわらず、24時間後には跡形もなく復活するという、アメリカン・スタイルのとんでもないスタントを加える。
また、これは乗り越えれる人はたまにはいるとは思もうが、英語を母国語としてる主人公と少女が、言語に難なくスペインで生活してるのはどうなんかなぁ。
第1話と第2話見終わり、きっとこれから面白くなるはずと我慢して最終話まで一気に見た。
結局、一話目を見終えた後の良くない感覚のまま終了。
個人的に嵌まれなかった理由に主人公や女の子、そして主要な俳優さんたちを責めることはできないとは思う。
彼らの多くはベストを尽くしていたとは思う(何人かはボンクラもいたが)。
しかし脚本はどうもリアル感が削がれてイライラさせられた。
善き作品になる可能性があったのに、欠点が多すぎるし、さらに重要なのは、どの役者もケミストリーがゼロやった。
また、脇役の何人かが実際にスペイン語をしゃべっているのか、吹き替えなのかわからなかったし、変なアクセントがあったり、タイミングが合わなかったりした。
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