にゃん

泣くな研修医のにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

泣くな研修医(2021年製作のドラマ)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

患者から生き方を教わった。という言葉が深かった。数々の患者様の死があって、今の医療の発展があるのだなぁとしみじみ思う。

研修医にフォーカスを当てているから仕方ないのかもしれないが、コメディカルがリハビリ科くらいしか全く出てこなくて違和感が凄かった。自分が放射線技師だからってのもあるけど藤堂先生がいつもあそこでスタンバってる感じが演出ちょっと下手すぎん?って思ってみていた。実際もっと放射線科医仕事してると思う。

様々な経験をして皆自分の道を歩き始めたエンド。研修医の人はみんなこんなに葛藤しているのかなぁと、別世界を覗いた気持ちになった。ストーリーテンポも良かった。

1
研修医としてやる気に満ちていた雨野隆治(白濱亜嵐)を待ち受けていたのは、“先輩医師たちのサポート”という名の雑用。わからない、できないことだらけで、指導医・佐藤(木南晴夏)や患者からも怒鳴られる毎日だった!同期研修医のくるみ(恒松祐里)からは仲間として認められず、川村(野村周平)とサラリーマンあがりの滝谷(柄本時生)は病院内で"サラリーマンの患者の気持ちを考えろ"と取っ組み合いの喧嘩を起こす。のちに川村が折れて患者に"会社の為にも検査に来てください"とメールを出し検査の約束をとりつけるのだった。

2
緊張しながら救急車を待つ研修医・雨野隆治(白濱亜嵐)の元に運ばれてきたのは、交通事故で重傷を負った10歳の男の子・山下拓磨(潤浩)だった。拓磨の傷跡を見て気絶してしまったことを、同期の川村(野村周平)、滝谷(柄本時生)、くるみ(恒松祐里)には隠して見栄を張る隆治…。指導医の佐藤(木南晴夏)と共に拓磨の回復を見守るが、父親・武(木村昴)に"息子さんは今日が山場です"ととんでもないことを言ってしまい、大混乱させてしまう。そこに医師が通りかかりなんとか終息させたのだった。

3
研修医・雨野隆治(白濱亜嵐)は、認知症の胃がん患者・森山を手術で救うことを提案するが、指導医たちから却下されてしまう。納得のいかない隆治は、その熱い思いを佐藤(木南晴夏)にぶつけるが"お腹や口腔内の傷を見ても、今まで必死に生きようと努力してきた人に、もっと頑張れなんて言えるか"と怒られてしまう。
そんな中、森山はベッドの上に立ち上がって転倒してしまう。彼は天井が将棋の板に見えて脳内将棋をしていたのだった。隆司は森山の為に将棋の出来る同期研修医の川村(野村周平)、滝谷(柄本時生)を連れて森山と一局楽しむのだった。

4
研修医・雨野隆治(白濱亜嵐)は、末期がん患者・石井(須賀健太)に淡々と病状を説明する佐藤(木南晴夏)に対し煮え切らない思いを抱く。「もう少しオブラートに包んで話したほうが良かったのでは」と伝えるも、「嘘で期待させるのは本当に患者のためか」と問われ考えてしまう。“嘘”について悩んだ隆治は、同期研修医の川村(野村周平)は合コンのメールしてるフリして父親に院長へのごますりの感謝メールを送ってた事、滝谷(柄本時生)は妻と別居している事、くるみ(恒松祐里)は歌が実は下手な事、それぞれ“嘘”をついていることを明かした。

5
研修医・雨野隆治(白濱亜嵐)は、同い年の末期がん患者・石井(須賀健太)から「外出させてほしい」と頼まれる。石井の願いを叶えるため、佐藤(木南晴夏)に相談し許可をもらうことができたが、それは「この機会を逃すと次はない…」という理由だった。念願の外出をした石井は、やりたいことリストを1つ1つ、仕事がある雨野の代わりのくるみ(恒松祐里)とともに叶えていく。

6
研修医・雨野隆治(白濱亜嵐)は、泊まり込みの勤務が続き、「プライベートがなさすぎる」と患者からも心配される始末…。そんな隆治に息抜きをさせようと、同期研修医の川村(野村周平)と滝谷(柄本時生)は急遽合コンをセッティング。そこで出会った女性が、研修医だった頃の佐藤(木南晴夏)を知っていてお世話になっていた。

7
研修医・雨野隆治(白濱亜嵐)は、佐藤(木南晴夏)から病院に泊まることを頼まれ、石井(須賀健太)がいよいよ危ないことを認識する。仮眠をとり、ふと石井から渡された紙袋を開けると、そこには隆治宛の感謝の手紙が入っていた。石井は容体が悪化する前に、くるみ(恒松祐里)と一緒に七夕を過ごすことを約束していたが、当日を迎えることなく逝ってしまった。
石井は余命宣告を受けた事で思い残す事なく、ちゃんと最期まで生ききったのだった。

8
研修医・雨野隆治(白濱亜嵐)、川村(野村周平)、滝谷(柄本時生)は、エコーの練習をしたいというくるみ(恒松祐里)に付き合う。互いを診察する中、隆治はくるみの腹部から怪しい腹水の影を発見するも自信が持てず、「異常なし」と伝えてしまう。後日、放射線科の藤堂(山口智充)にエコー写真を見てもらうと、子宮頸がんの可能性があると言われる。後日くるみが倒れたことで精密検査を行い病気が発覚。知った時に言っていれば…と後悔する雨野だったが佐藤に"患者を選んで言ってるのか"と問われ考え直すきっかけに。

9
研修医・雨野隆治(白濱亜嵐)らは、超過勤務が問題になっているため、休暇を利用してバーベキュー大会へ参加することに。第二外科一同は思い思いにキャンプを楽しむが、川村(野村周平)の姿が見えず…。不審に思った隆治が捜すと、川に浮かぶ川村の姿を見つける。心肺停止状態の川村を、佐藤(木南晴夏)の指示のもとなんとか助けようとする一同。しかし滝谷は雰囲気に圧倒されて立ちすくんでしまう。佐藤の指導のもと外科ちーむでなんとか川村を助けるのだった。

10
研修医・雨野隆治(白濱亜嵐)は、医療途上国を飛び回っている医師・仲川一貴(谷中敦)の担当医になるが、治療は極めて困難な状態。いつものごとく藤堂(山口智充)に相談すると、「答えは一つじゃない、人間同士だからこそ浮かび上がってくる答えがある」との言葉をもらい、仲川の幸せは何か、それは医者で居続けることだと気づき最善の選択を考える。
一方、オンライン診療の道へ進もうと思っていた川村(野村周平)は僻地医療へ、内科からスカウトを受けていた滝谷(柄本時生)は医者を辞めて医療ジャーナリストへ、美容整形と外科で迷っていたくるみ(恒松祐里)は外科医になった。
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