にゃん

八月は夜のバッティングセンターで。のにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

基本的に悩んでる女性がバッティングセンターでバッティングしてそれをおじさんが見抜いて悩みを引き出し、野球論とかいって妄想の世界でマウンドに立たせて挫折した時に、同じような境遇になったプロ野球選手(本物)が突然現れて解決していくというストーリー。
野球について全く分からないけど、プロ野球選手も人間だから色々悩みや立場あるようなあと感じながら見ていた。

最終回、友達を怪我させてしまったトラウマを抱えた舞が再びマウンドに戻ってプレイできるようにおじさんが野球論で元気づける。友達の家へ謝りに行くが相手も自分と同じように気にしていて似たもの同士の2人だった。"最後の夏、一緒にグラウンドに立つよ"と友達が舞にかけた約束の言葉にうるっと来た。友情って美しい。

内容
1. 野球を通して悩める女性の背中を押す“ベースボール・ヒューマンドラマ”。バッティングセンターでアルバイトをしている舞(関水渚)は、バッティングを見れば人の悩みが分かるという伊藤(仲村トオル)と出会う。ある日来店したゆりこ(木南晴夏)のスイングを見た伊藤は、ゆりこが仕事で悩んでいることを見抜く。

2. 佳苗(堀田茜)は、男性からの誘いが多数あるが誰のことも相手にしない。CMディレクターと接近するチャンスも、モデルと仲むつまじくする様子を見て、その場から離れる。ある夜、舞(関水渚)と伊藤(仲村トオル)が見守る中でバッターボックスに入るが、ストライクなのにクレームをつけて見送ってしまう。

3. 果林(武田玲奈)は和食店で1年間修業しているが、手際が悪く先輩から怒鳴られてしまう。そんなストレスを解消すべくバッティングセンターにやって来た果林は、一流選手のフォームをまねしようとするがうまく打てずいら立つ。舞(関水渚)と伊藤(仲村トオル)は果林の話を聞き、考えの甘さにあきれてしまう。

4. 販売員・菜々子(深川麻衣)は神妙な面持ちでバッティングセンターの打席に立つ。しかし、思い切り振ることができず、うまく打てない。その様子を見ていた舞(関水渚)は優しい言葉を掛けるが、菜々子は相手を考えて怒れない性格の自分を卑下し始める。それを見た伊藤(仲村トオル)は、菜々子に野球論を説く。

5. 舞(関水渚)がバッティングセンターに着くと、伊藤(仲村トオル)が常連客の少年・優斗(中村羽叶)に懐かれ困惑していた。遅れてやって来た優斗の母親・沙織(佐藤仁美)は、バッターボックスに立つ優斗の元に駆け寄り、笑顔で応援する。伊藤は、一見幸せそうに見える親子が問題を抱えていることを見抜く。

6. 舞(関水渚)がバッティングセンターで準備をしていると、外から女性の大きな声が聞こえる。女性は電話を終えた後、1万円を全て両替しバッターボックスへ向かう。舞は女性が有名企業の社長・陽子(山下リオ)だと気付く。そんな陽子に伊藤(仲村トオル)はタイミングは合っているが、問題はその後だと指摘する。

7. 編集者の尚美(板谷由夏)はスランプでいい企画が出せず、後輩に出し抜かれていた。そんな中、バッティングセンターを訪れ、舞(関水渚)との会話をきっかけに企画を思い付く。だが、取材に奔走するがうまくいかない。そんな尚美のスイングを見た伊藤(仲村トオル)は、尚美が心で泣いていることを感じ取る。

8. バッティングセンターでテレビ番組のロケが行われる。アイドルグループ「27」の新センター・ヒナ(山崎夢羽)は、傲慢(ごうまん)な振る舞いで共演者を怒らせマネジャーから注意される。ロケ後、ヒナから不満をぶつけられた舞(関水渚)は、怒りを隠しきれない。一方、伊藤(仲村トオル)はヒナが悩みを抱えていることを見抜く。
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