ジャンクフード的なドラマ第2弾。
と言っても、今回はコンソメやのりしおではなく、シュガーソルト風。好きな人は好きだけど、甘ったるい感じが人を選ぶ感じでした。
特に学園内アイドル対決の流れは…。
別に悪くはないんですけどね…。でも、主人公の足元がブレたような危惧が…あ、でもでもでも。本作に“人間を描く”なんて期待する方が間違い。美味しければ良いのです。栄養とか考えちゃいけません。
あと、あくまでも本番はドラマのあと。
つまり、今回の全5話は“映画への助走”であり、一種の“プロモーション”なのです。だから、深夜帯でも予算を注ぎ込めたのでしょう。
というか、かなり配役が豪華ですよね。
主人公の浜辺美波さんはともかく、高杉真宙さんとか、森川葵さんとかは「え?モブ?」と言いたくなるレベルで影が薄く。池田エライザさんに至っては存在感が激薄です。
一番お金がかかるのは人件費ですからね。
予算を削りたかったら「大人の事情」を連発して出番を減らせば良かったのです。
でも、本作はそんなことはしません。
いや、もしかしたら、映画とセットでギャラを割引にしたのかも…とか汚い大人は色々と邪推しちゃうのですが、そんなのは横に置いておいて。
まずは純粋に楽しむべきなのでしょう。
ジャンクフードを!
ニキビなどは恐れずに!
まあ、そんなわけで。
全5話と短いため、小粒な印象は否めませんが、それでも最終話に向けた盛り上げ方は見事。中川大志さんの熱演も相俟って、最後は握りこぶしを突きあげちゃう作品でした。
なお、シーズン1と同じように。
野暮なツッコミは厳禁ですよ。
唯一、赦されているのは「そんなに短いのに中身が見えないのは変だ」ということくらい。
え。何が短いって?
それはいったい何でしょうかね。げふんげふん。