少女漫画が好き、もちろん今でも。
少女漫画は悩める女の子への応援歌だと思っているから。いくつになっても、性別が違っても少女の心は誰にでもある。純粋で傷付きやすくて繊細なのに真っ直ぐでキラキラしてる。その全てがこのドラマには詰まってた。
今作は頑張る誰かを応援する。成長する誰かを見守る。そういうstoryで好きだな。
ジェンダーレスな世界を描いているけれど、光があれば闇がある。芸能や女性漫画誌編集部の仕事の世界の大変さもちゃんと描いている。思いの外「ゆうたん」のキャラが強烈で、若くて綺麗な男の子たちのぶつかり合う繊細な演技にハッとさせられた。
ダブル主演。早めにくっついちゃうから、カップルが主演なのかも。それでもちゃんと等身大の男女を描いている、時が過ぎて時代が変わっても、悩みながらも進んでいくしかないことには変わらないのだな。もうひとつのカップル鉄の女あさひとモデルのキラの方が、ほんと可笑しくて面白くて見応えがあった。彼女を陥落するためにあの手この手で頑張る健気なキラ様を見てると何故か泣けてきて仕方なかった。多分なかなか受け入れられないあさひの気持ちが分かり過ぎてしまうからかな。
リアルタイムで視聴しなかったけど、おうちデートやスタジオ撮影のシーンが多いのはコロナ禍だったからなのかな。どの役者さんも楽しんで演じている雰囲気があったからあたたかく楽しい撮影だっんじゃないかなと勝手に想像してる。
カラフルな生活。こういうひともいるって新しい生き方を見せていく、賛否も覚悟で。そういう強さが新しいなと感じた。良い方だけを見て進んでいくポジティブ全開ではなく、ネガティブも受け入れた上で自分の存在をアピールする、それって本当の強さだと思う。そういう人からもらえるパワーこそ人をポジティブにしてくれるとても大事な存在だと思う。負けてほしくないな。続編がいつかはあれば、その後を見てみたい作品。
