EDDIE

ビッグショット! シーズン1のEDDIEのレビュー・感想・評価

ビッグショット! シーズン1(2021年製作のドラマ)
3.9
大学全米制覇3回の名将が問題行動でNCAAを追放。やり直しの場所はなんと女子校バスケ部。
妻と離婚後別居していた娘との関係修復や一筋縄ではいかない女子相手のコーチ、多種多様な登場人物の織りなすドラマにより見応えのある感動的な作品でした。

少し前にApple TV+で『スワッガー』というドラマを観たこともあり、本作はそれと比べるとややバスケ描写は物足りない。
途中で登場したライバルチームの全米No.1女子選手の実力もバスケの試合ではイマイチわからず。

ただ家族再生物語としてはかなり見応えがあって面白い。

▼Twitterに投稿した各話短評

◆ 第1話
NCAAで輝かしい実績を残したコーチマーヴィン。しかし問題行動により大学バスケ界から追放処分。再出発のきっかけはなんと高校女子バスケのコーチだった。
自分流を貫き初日から物議を醸すが…結構オモロい!

◆ 第2話
“マーヴィン・コーン効果”
女子バスケの面々は練習の成果を少しずつ実感してくる。そこで彼女たちの目の前に立ちはだかる学校の課題。
学生の本分は勉学。バスケは必修科目ではないのだ。
シュート優先のエースルイーズはチーム優先のパスプレーを学ぶ。

◆ 第3話
“TCKS”
マーヴィンは娘エマと暮らすことに。バスケ一筋だった父親と高校生の娘の間には大きな溝ができていた。パパと一緒に過ごしたい娘、2部昇格を目指しバスケ指導に1分でも多く費やしたい父。
大切なものを見失っていないか。失って気付くこともある。

◆ 第4話
“交渉上手”
サイレンズは2部昇格を目指して、私立高校ならではの選手勧誘を開始。高校No.1選手の勧誘のため、マーヴィンは校長と交渉し、選手とその家族と交渉を重ねる。
一方生徒の1人がSNSで問題発生。
奨学金の使い所がポイントとなるエピソード。

◆ 第5話
“私たちの家”
チームのエース、ルイーズの父親が詐欺容疑で起訴!高校生ルイーズの精神に大きな影響を及ぼす…プレーは精彩を欠き、相手選手とぶつかり反則退場。
更にテストのカンニングと問題勃発の連続。高校生チーム運営の難しさを感じるエピソード。

◆ 第6話
“カールズバッド騒動”
親子の絆。ルイーズの父親逮捕、エマとマーヴィンの心の溝、異なる親子の問題をきっかけにマーヴィンは娘の心根を知る。強い娘だと誇らしく驕ることは娘を窮屈にさせるのだろう。
ACホリーの覚醒回でもあり見応えありのエピソード。

◆ 第7話
“まったりコーン”
前試合でマーヴィン退場による代役で味をしめたホリー。自らの指揮でチームを勝利に導く快感を覚えた。
マーヴィンと指導方針の違いで対立しながら彼の過ちを正すのを手伝う。
一方娘エマは自宅でパーティを開催しとんでもない事態に。

◆ 第8話
“私のすべて”
「君の言う“面倒”を人は“人生”と呼ぶ」
完全なる脇役から名言が飛び出した!
娘エマに外出禁止&恋人と別れるように命令。エマは恋人への一途な想いを演劇の主役オーディションで歌にして発表。
バスケチームは2部昇格を目前に格下に不戦敗。

◆ 第9話
“ベス・マクベス”
コーチコーンはサイレンズを去って大学コーチに復帰するのか?裏切られた気分の選手たちは反旗を翻す。
一方、コーチ指導に自信をつけたホリーだったが…そしてクライマックスの劇。エマのラストの台詞が痺れた。父は変われるか。

◆ 第10話
“マーヴィンのプレイブック”
シーズンフィナーレ!強敵との対決を目前にプレイブックが消失…空中分解状態のサイレンズはコーチコーンと遂に和解。マーヴィンが作った新プレイブックは“自己犠牲=親”の精神。
2部昇格をかけた最後の戦い。お見事でした!
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