財閥一家の後継争いやドロドロ愛憎劇という定番の型を使いながらも、描かれてる女性達の関係性が今の時代らしい新しさがあり、血縁や家父長制が重視される韓国社会において、葛藤しながらも自分を縛りつけるものを打ち破り、連帯しながら先に進もうとする女性達がとっても良かったです。
はじめは敵対していた女達が、真の敵がわかってくるにつれ、互いの立場や苦しみや痛みを理解し、憎しみを乗り越えて繋がり、寄り添い助け合い、連帯しながら自分自身や自分の大切なものを守るため、強くなり変わっていくところにとても共感しました。
財閥家に嫁いだ主人公ヒスの義母と財閥家の長女が、すぐに大声で怒鳴ったり喚き散らすのと、財閥家の大奥様のくせに食べ方とか汚すぎて、その品のなさが見ていて不快だったけど、それぞれが抱えているもの、縛られているものがわかってくると、同情もしました。
「ヴィンツェンツォ」のあの美術館！とすぐにわかる財閥家の家が超豪華ですごすぎるし、女性達のファッションも毎回素敵で、衣装や美術が素晴らしく、見どころのひとつでした。
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