8話なので一気に観れました。
チェウシクとソンソックというキャスティングでまず期待値が上がるんですけど、平凡な大学生が、事件に巻き込まれる形で偶発的に人を殺してしまい、ソンソック演じる刑事が追い詰めてくるのがスリリングで前半はドキドキしながら観てました。
しかも、大学生のタンが成り行きで殺していくのが、偶然にも、殺されても仕方のないクズばかりで、のさばる悪を成敗するかのようだし、なぜか証拠も運良く残らなかったりして、タンがどうなっていくのか目が離せません。
後半はそこに、タンの協力者になろうとするハッカーや、元刑事のサイコパス殺人鬼とかが絡んできます。
正直、後半はタンの比重が軽くなっていって、話が散漫になっていったし、元刑事の不死身感は不気味で恐ろしくて、演じるイヒジュンも文句なしにすごいんだけど、タンとハッカーとサイコ殺人鬼の絡みが、あまりうまくまとまってない気がして、中弛みを感じました。
でも、サイコ野郎がダークサイドに堕ちた経緯などが明かされていくと、何とも言えない後味を残して、面白かったです。
ウシクは30代ですが、自堕落な大学生がほんとにピッタリとハマって違和感なしです。
そしてソンソックがもう、ほんとにかっこいい。
色気がすごい。
不精ひげから話し方、辛ラーメンの食べ方まで素晴らしい。
ソンソックの子ども時代のシーンで出る子役の子がソンソックにソックリで笑えるし、よくこんなソック顔の子見つけたな！と思って、ひとつの見どころではないでしょうか。
イヒジュンも、あれ？この人こんなに年取ってないはず…と混乱するくらい、喋り方や仕草、メイクで60代の感じを演じていますが、若い時のシーンもあって、同じ俳優が30年くらいの幅を演じるのもすごいです。
毎度お馴染みのヒョンボンシクとイジュンオクが出てますし、「今日もあなたに太陽を」でRPGの世界に生きるソワンさんの役がめちゃくちゃ良かったノジェウォンがクズ役で出てたのも嬉しかったです。
思いがけず人を殺してしまい、そのトラウマで悪夢や妄想にタンが悩まされるシーンがたびたび出てくるのですが、残酷でもどこか美しかったりして、映像が凝ってるんですよね。
事件に関わってくる盲目の女性のワンピースの柄と家の壁紙の柄が合わせてあったり、その事件はグロいんですけど、見せ方が上手くて韓国的だと思いました。
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