芸能事務所を舞台に、所属俳優、マネージャー、広報、弁護士、記者など、煌びやかな芸能界を支える裏方を描いたラブコメです。
「エージェントなお仕事」と内容がよく似ていて、所属俳優としてエピソードごとのカメオが豪華というのも共通していますが、本作の方がラブ要素が強く、キャストの面でも華やかさがありました。
登場人物とそれらを演じる俳優もみんな魅力的で、とても楽しく見れます。
主人公で人気俳優のテソンは、はじめのうちは好きな子に幼稚な絡みをする小学生みたいな印象でしたが、過去からずっと抱えてきたものもあり、またトップを走る存在だからこその苦悩もあり、華やかさと繊細さを併せ持つ役をキムヨンデが好演。
そして広報のハンビョル演じるイソンギョンがまた可愛らしく有能で素敵なんですよね。
スキャンダル対応、ネット対応だけでなく、日々休む間もなく動き回って俳優達を縁の下から支えて、尻拭いもして、本当に大変な仕事です。
でも、大変さだけでなく、この仕事で得られる喜びもたくさんあって、この業界の人達へのエールにもなってるんじゃないかと思います。
日本だけでなく、韓国でも人気があって活躍していたアイドルや俳優が自殺するということがありますが、そんな事が起きた時に、事務所の人達が、その人を守れなかったとそれぞれが後悔や自責の念を感じ、その人のことをずっと忘れずに心の中に抱えながら生きてる事も描かれていました。
いい加減で悪意のある記事やSNSで拡散されるデマや誹謗中傷は社会問題にもなっていますが、相手が有名人だといっても生身の人間ですから、軽い気持ちや憂さ晴らしで放つその言葉がどれだけ傷つけ追い込みダメージを与えるのかも考えさせられます。
そんな事を描きながらも、事務所の人達もみんな良い人達だし、それぞれの恋愛も可愛らしくて楽しく観れました。
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