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孤独のグルメ シーズン1のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

孤独のグルメ シーズン1(2012年製作のドラマ)
4.8
個人で輸入雑貨商を営む男・“井之頭 五郎"(松重豊)は、商用で日々色々な街を訪れる。そして一人、ふと立ち寄った店で食事をする。 
そこで、まさに言葉で表現のできないようなグルメたちに出会うのだった。
料理のうんちくを述べるのではなく、ひたすらに主人公の食事のシーンと心理描写をつづり、ドキュメンタリーのように淡々とストーリーが流れていく。 
五郎が立ち寄る美味しい"お店"は原作に登場するお店ではなく、実在する"味な店"を、毎回番組スタッフが自らの足で探している。 
また、原作者・久住昌之氏はシナリオに協力するほか、この番組の音楽も自ら手掛けるなど、製作に意欲的に参加。 
また、ドラマの舞台になった街やお店を訪れながらトークをする、ドラマ本編後の番組コーナーも担当する。 
同名コミックのドラマ化。
松重豊演じる井之頭五郎が輸入雑貨の取引で訪れた街で、庶民的な店の美味しい料理を楽しむという展開がお約束だが、他のグルメドラマと違うのは、井之頭五郎が美味しい料理を楽しむ様子を一人で楽しむ心理をモノローグを交えて描かれているのが一人で食事を楽しむ心理にリアルで共感出来る。井之頭五郎が毎回行く街が、門前仲町や駒込や吉祥寺など都会になりきらない街で、焼き鳥や焼きめしや静岡おでんやナポリタンやライスカレーなど庶民的なグルメで、実際にある店を舞台にしているため、放送後はその店が賑わうことでも話題になったのも納得のグルメドラマ。
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