えぬ

彼女はキレイだったのえぬのネタバレレビュー・内容・結末

彼女はキレイだった(2015年製作のドラマ)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

「キルミー・ヒールミー」で血のつながらない兄妹であるオ・リジンとオ・リオンを演じた二人を結ばせてあげたドラマという認識だけど、違ったっけ?あの二人のラブコメでも楽しいのでは?と思った人はやはり多くいたのだろう。

ひと頃の韓ドラのラブコメでありがちな設定、というだけで終わってしまうのだが、これに16話も要らない。その設定を使い切って賞味期限が切れてしまうと、面白くなくなってダラダラしてしまうのもやはり似たようなパターンのうち。シウォンが意外にもかなりいいキャラだったので、せっかくならそっちと結ばれてくれたら面白かったのに。そもそもの設定が小粒なので、結局二人の気持ちが通じてしまったらすっかりネタ切れになってしまい、それまで苦労して仕事を覚えて成長してきたのに「昔からの夢を追いかける」とか突然言い出して、ヒロインを別の道に無理矢理(?)走り出させる安直で雑な展開にはもうガッカリ。仕事は仕事でできれば10年、短くとも3年くらいはしっかりやるのもいいと思うんだけど、そういう辺りはあまりちゃんと描けず(面白く書こうとすればいくらでも面白い話は作れる分野だよね→「アグリー・ベティ」「プラダを着た悪魔」とかたびたび題材になってるし)、子供の頃からの夢至上主義な夢見がちなことばっかり言っている現実という地に足ついてないヒロインなのもこの頃の韓ドラ・ラブコメでは本当にありがちだった。最近のパク・ソジュンファンには、このドラマどうなんだろう?シウォンの方がはるかに魅力的で心の底からビックリで、逆にパク・ソジュンが気の毒だった覚えしかないけど。大事な夢を追っているはずのヒロインを描いた16話は、まるまる本当に退屈だった。韓ドラで初めて早送りを用いて見たドラマ。
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