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過保護のカホコのmaroのレビュー・感想・評価

過保護のカホコ(2017年製作のドラマ)
4.0
スッバラシイスッバラシイドラマだった!!
今期トップどころか、自分史に残るほど(笑)

先週のばぁば(三田佳子)の死で大号泣して、今日もボロクソ泣いた。
フィクションなのに友達の結婚式以上に泣いたよ(ごめんね友よ)。

過保護で世間知らずの主体性ゼロだったカホコ(高畑充希)が、麦野初(竹内涼真)との交流を通じて、自分の意見や当事者意識を持って自ら行動するまでに至る変化がこのドラマの醍醐味。
面白いドラマの条件としてよく言われる「変化」というのが、これでもかってぐらいわかりやすく表現されていて、毎週カホコのその成長を見るのがとても楽しみだった(タイトルバックのカホコも成長していってたしw)!!

しかも「変化」だけでなく、各キャラクターの「役割」も明確なのがよかった!
黒木瞳の過保護すぎる母親、妻の尻に敷かれる時任三郎など、わかりやすい人間関係もそうなのだけれど、何と言っても三田佳子と竹内涼真の役割が半端ない!
他のキャラクターはみんなどこか抜けていたり、ぶっ飛んでいたりと極端な性格が多い中、正しい判断の元、きちんとカホコを導いていく役割で、あの2人のドラマにおける道しるべ感はとてつもなかったわ。
何かとトラブルが起きて、みんなわちゃわちゃするのだけれど、ばぁばと麦野くんのおかげで前に進んでいる気がした。

奇をてらった斬新なストーリーというわけではなく、本当に日常に溢れているホームドラマなのに、どうしてここまで面白くできるのか、ある意味悔しささえ感じる(笑)

さらに、これまで起きたトラブルも最後にきちんと全部解決したし。
それも無理のない自然な形で。
登場人物も多いのに、誰一人として埋もれることはなかったし、毎週起こる苦難や対立を乗り越えながらも、笑いと涙を混ぜ込んだ本当にスッバラシイスッバラシイドラマでした!

そして、久保田紗友がかわいい。
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