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剣樹抄~光圀公と俺~のなっこのレビュー・感想・評価

剣樹抄~光圀公と俺~(2021年製作のドラマ)
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物語の中心は、徳川光圀が率いる異能の才を持つ少年少女たちの集団『拾人衆』。その中の「俺」了助が視点的人物。子どもたちが活躍するお話を最近目にしてなかった気がする。
自分が避けてただけなのかもしれないけど。
子どもの頃の自分ならきっと楽しんで見ただろうな、と想像する時代劇ドラマは久しぶり。

物語は、江戸初期に発生した日本最大級の火災である「明暦の大火」の描写から始まる。
災禍の後の人々の暮らしを描くことは、いまの時代にマッチしているように思う。
原作は未読。光圀公の若い頃を描いた、という謳い文句に惹かれて見ようと思ったけれど、「俺」という子どもの視点も確保されていて、災禍によって更に弱い立場に追いやられる子どもたちがどう生きたか、ということも考えさせられた。もちろん、特殊能力に近い子どもたちの才能はファンタジックでもあり、その活躍にはワクワクさせらるし、楽しめる。

水戸黄門では助さん格さんに任せて戦わない黄門さまが若かりし頃はしっかり強いところもちゃんと確認できるし、悪役も華やかなので飽きずに見られそう。(現在2話まで視聴)
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