WOWOWドラマ、Season2まで一気見。評価低いけど私は好きです…！クライムサスペンス、の部類かな？
タイトルの「ヒル」とはいわゆるあの虫(？)の事で、寄生するという意味。他人の家に家主が不在時に入り込んで、間借りして暮らしている人たちの話です。この設定がもう！なんか「あり得るかもしれない」の部類でまず好き。鍵がどこからか盗まれて(紛失し、合鍵を作られて戻ってきている)、自分が知らない間に赤の他人が家に入り込んでいる可能性…絶対無いとは言い切れなくないですか？凄く現代っぽいと思った。
設定が設定故に、想像通り漫画原作なんですが(そして展開もまさに漫画なんですが)、とにかく設定でまず持ってかれた。
(まったくの余談ですが、原作が掲載されていた雑誌である「コミックバンチ」の私の印象は「シティーハンターの北条司先生が創刊時に連載を始められたところ」なので、そういう感じの作品が多そうで、個人的に好きそうなイメージがあります。読んだことはないのですが…当時は週刊、今は月刊と形態は変わってしまっているようですが、ざざっと歴代作品を見たところ「ウロボロス」もそうなんですね。好きでした。あと「死役所」も好き)
Season1の主演が赤楚衛二くん＆Season2が坂口健太郎くんのトライストーンコンビという事は事前に知った上で観始めました。そうしたら、まさかの！製作がトライストーン・ピクチャーズ…(ってそんな会社あったの！？)自社タレントを良く見せる為の宣伝的作品。いや私はこういうの潔くて好きだよ！その会社がどういう方向性を目指しているのか、とってもよくわかるから。(今の社長が小栗旬さん、というと分かりやすいかもしれないですね)
私は結構その方向性に合ってるっぽくて、サスペンス×アクション、みたいな感じです。坂口くんはSeason1はほぼ出てきませんが、私の中の彼の代表作で好きなものが「シグナル」で、直近が「CODE」です。まさにその路線を踏襲している作品です。
赤楚くんはちょうど「こっち向いてよ向井くん」を観終わったばかりで、あとは朝ドラ(舞いあがれ！)の印象でしたが、あんまりこういうのは合っていないかな…？なんか優しい系のイメージが強いし、そのほうが似合う気がする。あ、でも1つ前が「ペンディングトレイン」と「教場0」ですね。そちらの方はハード感がこれに多少似てるかな…？
で、めっけもんだったのが吉川愛ちゃん！
まさに「真夏のシンデレラ」を直近まで観終わったタイミングで本作を観たので、彼女もイメージがちょっと違ったんですが(これまた合ってないか…？と一瞬思った。あの、ちゃきっとした明るい感じは全くなく、完全に陰モード)、最後まで観たら、やっぱり好き！ってなった。見た目は真夏のシンデレラのほうが好きだけど…なんだかんだ言って、やっぱ上手いよねぇ。
あとSeason1で印象的だったのは、ミロ役の松澤匠さん。ヨビの部下みたいな人で、サラリーマンの格好をしている人です。この方は何でお名前を覚えたのだったか…(プロフィール探した)ああそう！映画「すばらしき世界」の最後のほうで、介護施設の職員をされていた方です。めっちゃ嫌な役。本作もなかなかに小物感が(笑)それが上手いんですよね…
それと、利重剛さん。警察で小西真奈美さんとパートナーを組まれている上司の役。若手キャストの中に重鎮…という感じですが、何故この方なのかな？と思ったら、関係ないかもしれないですが、本作の脚本を書かれている方が「アバランチ」を担当されてました！なんとなく、繋がりを感じました。
あと、上にも書いた小西真奈美さん。
久しぶりにお姿見ました！久々すぎてやはり多少お年を召した感はありましたが、キリっとした感じは以前の印象のままです。
Season1だけでもストーリーは完結しているので(赤楚くん部分)、30分枠(実質25分位)×6話でサクッと観られます。
(ただ、観ちゃうとやっぱりSeason2が観たくなるとは思いますが…WOWOWですけどHuluで観られるみたいですね。やはりCODEの関係かな？)
社会派っぽい感じが好きな方におすすめ。
