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純愛ディソナンスのEDDIEのレビュー・感想・評価

純愛ディソナンス(2022年製作のドラマ)
3.6
純愛サスペンスというジャンル分けになると思うが、大半は光石研と和田正人と佐藤隆太のコントを楽しむドラマ。
吉川愛の思いっきりの笑顔はヒロインとして百点だし、驚いた顔はホラー映画で光るポテンシャルを感じる。
一人一人のキャラクターの個性が良い意味で爆発しており、比嘉愛未は本作のMVPと言って過言ではないだろう。
何よりも元々興味のなかった中島裕翔に対して、割と演技に好感を持てたのが一番の収穫だったかもしれない。


以下、Twitterに投稿した各話短評

◆ 第1話
“ディソナンス”とは不協和音。教師と生徒の恋愛という使い古された設定からサスペンスに転調。中島裕翔と吉川愛の関係がどうなるかよりも筧美和子を殺した犯人が気になる。それにしても眞島秀和の醸し出す可愛さは何なのか。こんなおじさんズルい。

◆ 第2話
毒親もここまで来ると大概だ。中島裕翔と吉川愛の関係性、あまりにも大胆不敵で偶然すら必然に思わせる展開。しかし吉川愛の家庭環境が不憫すぎる。あんな誕生日つらい。筧美和子の件はどうなるのか。眞島秀和の怪しさが徐々に出てきていい感じではある。

◆ 第3話
筧美和子殺人事件の決着はあっさりだったが、全ては5年後エピソードのための布石だったのね。佐藤隆太と光石研の下りも後に主人公たちが思いきり絡むことになるという。このドラマ観て中島裕翔好きになったわ。吉川愛は驚き顔がいいのでホラー向いてそう。

◆ 第4話
憧れの小説家がまさかの高校の先生だった。さらに驚きは彼女の夫が自分が本気で恋した正樹だという。社会の不条理や不倫という自分には理解できない行為に振り回される冴。肝心の正樹はトラブルに巻き込まれ…遂に動き出す2人の純愛。もう止められない。

◆ 第5話
冴は社長の路加に高校時代の過去について知られてしまう…冴-正樹-愛菜美-路加のドロついた四角関係。路加や愛菜美ら悪い大人に知らぬうちに騙され嵌められる冴に同情する。大人の世界ってこんなに恥辱で塗れてるの。とにかく比嘉愛未の毒蛇感が凄い。

◆ 第6話
冴は遂に小説の筆を進め始めた。目処が立ち、あの人に読んでほしい想いの一心もそこには様々な想定外が重なる。相変わらず狂気の比嘉愛未。
“結局選ばれない方”な男女の団結は恐ろしい。正樹はある意味大きな転換期。最悪な事態からどう足掻いていくのか。

◆ 第7話
路加や愛菜美の裏切りによって再びどん底に落ちてしまった正樹。冴ともすれ違いながら、冴は慎太郎と新しい一歩を踏み出そうとする。にしても今回の比嘉愛未は脅威的だった。正樹は全てを捨てる覚悟を持つという流れの中、慎太郎が居た堪れないわぁ。

◆ 第8話
和田正人と光石研ワールド全開!このドラマで2人は輝きすぎてる!比嘉愛未から赤ワインぶっかけられる光石研…最高でした。そして互いの想いに素直になり幸せに近づいたかの正樹と冴。泥沼化したのは彼らの周りだった…もはや幸せな結末は考えられない!?

◆ 第9話
やっとお互い素直になり前に進み出した冴と正樹。全てを捨てる覚悟の上一緒になったにしては生活圏変えなさすぎなのはどうかと思うけどね。にしても慎太郎が良い奴すぎて心配だ。冴は良い友達を持ったよ。そしてここで加賀美再登場という。次回どうなる。

◆ 第10話
蒸し返される高校時代の先生殺害事件とその真相。なるほど、ここで“彼”が絡んでくるわけだ。正樹はモノリスでの仕事に復帰。狂った人生は取り返せないのか。和田正人の無能&クズっぷりが満載なエピソード。妹の愛菜美にも愛想尽かされちゃって。笑

◆ 第11話
「誰かを傷つければ自分に返ってくる」
そうやって連鎖する不協和音。断ち切るには一歩踏み出す勇気か。横暴を繰り返す光石研を打倒する最終話。
冴と正樹の恋の成就以上に、モノリスの未来が気になった。ブラック企業で働く人々に勇気を与えるドラマ。
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