このレビューはネタバレを含みます
タイトルこそ『続 遥かなる山の呼び声』ですが、
「山田洋次監督は現代版の『幸福の黄色いハンカチ』🟨をしたかったんだろうな。」って感じました。
山田洋次監督×高倉健さん主演作で、
『遥かなる山の呼び声』(1980年公開)は主人公が刑務所に服役するまでの話で、
『幸福の黄色いハンカチ』(1977年公開)は主人公が刑務所から出所して女性のもとに帰ってくるまでの話なんです。
(実際に公開された順番と話としての順番が逆なのが個人的にはなんか気持ち悪いんですが、😅)
だから『遥かなる山の呼び声』の続編を作ろうとしたら、自然と『幸福の黄色いハンカチ』🟨に近くなりますね…。
移動手段となる赤い車🚗も、絶対に『幸福の黄色いハンカチ』を意識していると思います。
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キャストに関しては、
映画版『とんび』では阿部寛さんが主演で、
TBSドラマ版の『とんび』はヒロインが常盤貴子さんでしたから、どうしても『とんび』🦅を連想してしまいます。
阿部寛さんは肉体労働者が似合います。
演技としては、やっぱりオリジナル版の高倉健さんに寄せていると思います。
常盤貴子さんは逞しい良妻賢母が似合います。
ただ、「彼女の息子の武志(演:佐藤優太郎君)って元からあんな感じの子だったかなぁ…❓」🎹
ってのがすごく気になりました。🤔もし出来るなら前作を見返して確認したいです。
それから新キャラクターとしては、
藤井隆さんが武志のピアノ🎹の先生を演じていますが、彼もコメディリリーフで、『幸福の黄色いハンカチ』で言う武田鉄矢さんの役にあたります。
それから、主人公の妹の加奈さんを真飛聖さんが演じていました。
彼女には恋愛エピソードがありましたけど、彼女が台詞で言っているように
山田洋次監督は
「人間、理屈だけでは生きていけない。」
ってことをずーっと描いているイメージがあります。
“不倫“って意味では『小さいおうち』の松たか子さんもそうですし、
『男はつらいよ』の寅さんなんてモロにそうだと思います。
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まぁ、話としてはベタでご都合主義なところはありますが、😅
前作の続きがどうなったのか❓気になる方は観ていいと思います。
それなりにベタに感動します。😢
