いよら

アンナ ディレクターズカット版のいよらのレビュー・感想・評価

3.9
全8話のディレクターズカット版での視聴。

ストーリーは、アンナことイユミの幼少期からの伝記みたいなものです。

はっきり言って、アンナの生き方にはあんまり共感できないです。両親のために嘘をつくっていうのは分からなくはなかったんですけど、偽りをどんどん重ねていく姿にちょっと嫌気がさして1話目で一旦視聴止めました。でも結局先が気になって、一気見。それでもやっぱり共感は全くできないですけどね。偽りの自分で幸せなの?って思ってしまって。。でもそうやって生きていくために並々ならぬ努力もしているイユミはすごいなぁとも思います。そして、それを事実だと周りに思わせてしまう演技力と周囲を魅了する雰囲気。それを兼ね備えてるっていうことはある意味才能ではあるんだろうな、と思います。
まぁ、イユミもあの出来事がなければまた違った生き方をしていたのかもしれない、と思うと可哀想なのかなって思う部分もあったりはするんですけどね。
それにね、共感はできなかったんですけど、ラストの方ではなんだかアンナを応援してしまっている自分がいたことも事実なんですよね。まぁ、ほとんどの登場人物がなんだか屈折しているので、金持ちの世界の嫌な部分を見た、っていう気がしないでもないです。ヒョンジュもジフンも、共感はできないキャラクターなので。
共感できるキャラクターってジウォン先輩くらいでしたね。

そんなアンナ(イユミ)を演じたペスジ。相変わらず綺麗だな、っていうのもそうなんですけど、周囲を巻き込む魅力、表情、とても良かったですね。スジちゃんの魅力が発揮されてたドラマでした。ジフンを演じるキムジュンハンも『ある春の夜に』に近いようなキャラでハマってました。
ヒョンジュのキャラもある意味強烈で、出演はそんなに多くないけど、キーパーソンとしてすごく印象に残ってますね。展開も含めて。


今作では女性キャストの方が印象に残る人が多くて、男性キャストで印象に残るのは、メインキャラのジフンを演じたキムジュンハンとお父さん役の人くらいでしょうか?
女性では、ペクジウォンさんとキムスジンさんの2人が印象的です。
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