「わたしは一星せいでお節介になったんだよ!」
終始ほのぼのさせてもらった。
(「silent」ファンには申し訳ないのですが)最終話まで見てsilentの2人はまた結婚だの出産で揉めて、いつか別れるんだろうなぁと思ったが、「星降る〜」の2人は、「あぁこれは永遠に別れないな大丈夫」って思った。
そこには「周りの目を気にしない」キャラクターたちが理由のひとつ。
社会での生きにくさとか、偏見の気にせず、やりたいことや信念をドラマ特有の情熱で押し付けるわけでもなく、ただただ流れていく雰囲気が心地よかった。
鈴(吉高由里子)と一星(北村匠海)、2人とも28歳くらいにしか見えない。
ソロキャン楽しめる女性って、人生に余裕があって、行動力もあって永遠の憧れです。
鈴のかっこよくて不器用な優しさもキャラとして良かったよ、あとかっこよくない深夜先生(ディーン・フジオカ)。
ちょっと口が悪くて2人ともマイペースで、強引でちょっと強めなところ。最初から息ぴったりなんだなぁ。
好きな人の耳が聞こえなくなってしまって、辛い、悲しいが大きかった「silent」に対して、明るい世界観が魅力的。
手話のシーンも「何を話しているか分からない」という「silent」に比べて、「外国にいるみたい」って明るく捉えられる、希望のある世界よ。
素敵なドラマをありがとう。
以下ネタバレ
・何よりも辛かったのは、最終話の深夜先生が10年を経て家ごと遺品整理するシーン。
代わりに一緒に泣いてくれる人たちがいてよかった。
余計に、そのあと深夜と一星が2人で飲んでいる何気ないシーンにグッと来てしまった。何があっても日常は続くし、変化も起きる。わたしたちの人生もそう。
・ラストのラストの海辺で暮らす2人が可愛過ぎてリピート。自由奔放な吉高由里子だから合っていて、他の女優さんじゃ絶対だめだったと思う。
プライベートだとそこまで恋愛にしがみついてなさそうな吉高由里子が、意外と恋愛映画やドラマへの出演が多いのなんでだろうね。でも、そこが最高にいい。