鍋レモン

ペンディングトレイン―8時23分、明日 君との鍋レモンのレビュー・感想・評価

3.0
⚪概要とあらすじ
偶然同じ電車に乗り合わせた見ず知らずの乗客68名が突如、未来へのワープに巻き込まれ、電波が通じない上、水も食料もない極限下で懸命に生き、元の世界に戻ろうとする姿を描く、金子ありさ脚本による完全オリジナルのヒューマンエンターテインメント。

⚪感想
予告に引かれて最後まで見てしまったけど可もなく不可もなく。

前半は日本版LOSTみたい。

個人的にはもっとタイムワープ先でわちゃわちゃしているのが見たかった。
それかヒューマンドラマとかではなくサスペンスドラマかサバイバルドラマにするとか。割と冒頭で元の世界で彼らの乗っていた電車が消えてとか警察が調べていてとかしてしまうから考察する面白さはあんまりない。ある繋がりで彼らがとかかと予告から想像していた。

伏線みたいにしてそんなに利用しなかったりが割と多くて、「あれなんだったん」みたいなのが山ほどある。気づかなかっただけ?

いいこと言ってそうで、そうでもないし、そんなに響かない。
メッセージ性を重視しすぎていて逆に私は何も感じなかった。

良かったのは登場キャラクターが人間らしく、個性豊かで面白かった。
考えや思いがころころ変わるし、嫌なやつもいい人も卑屈な人も正義感の強い人も様々。
なんだかんだで最終回には5号車のみんな好きになっちゃう。

萱島さん役の山田裕貴さんがめちゃくちゃかっこよかった。演技が好き。

赤楚衛二さんは似た役演じすぎてまだよく分からないけど、闇堕ちてきなターンの時の沈んだ目が良き。

上白石萌歌さんはぽわぽわしていて本当に可愛い。



⚪以下ネタバレ



タイムワープ先でのサバイバルがもっとあっても良かった。途中で6号車の乗客出始めてからどんどんつまらなくなってしまった。

最後演出的には好きだけど、おっちゃんの世界線は隕石落ちた世界線なのに手紙が届くのはなんでなんだ。結局のところ隕石落ちてもおっちゃんの世界線は1日1日と時間が過ぎるわけだし会えることはないと思うが。

⚪以下あらすじ(Wikipediaから引用)
2023年のある日、流山おおたかの森駅を8時23分に発車した秋葉原行きのつくばエクスプレスの車内に緊急地震速報のアラームが突然鳴り響き、5号車に偶然乗り合わせた乗客68名は、閃光とともに急加速した車両ごと荒廃した世界にワープしてしまう。電波が通じず、スマホも使えない、水も食料もない世界で極限に追い込まれた乗客たちは、元の世界に戻ろうと懸命に生き、未知の出来事に立ち向かっていく[7]。

5号車の乗客と同じく、6号車の乗客たちも同じ未来の世界に漂着しており、6号車の乗客が発見した手帳から、自分たちがいるのは2060年の未来の世界であり、元いた2023年の3年後、2026年12月9日にスペースデブリに衝突し地球に墜落した隕石により、人類を含むほとんどの生物が死滅し、文明が崩壊したことを知る。

6号車の乗客との衝突を乗り越え、5号車の乗客たちは時空の歪み「ワームホール」を発見する。2060年に留まると決めた乗客を残し、5号車の乗客たちや移住してきた一部の6号車の乗客は、ワームホールを使い未来の世界から現代に生還を成し遂げるが、彼らが戻った世界は元々いた2023年ではなく、その3年後、隕石の落下により超災害が起こったとされる2026年であった。
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