ゆかちん

FUBARのゆかちんのレビュー・感想・評価

FUBAR(2023年製作のドラマ)
2.8
ファミリードラマ×スパイアクション
…というのを同時並行で同じ比重でやってる作品。
かつ、コメディという。

そういう意味では中々すごいかも笑。




お互いCIA工作員だと知らずに何年も過ごしてきた父と娘。真実を知ったとき、これまでの絆は嘘で、相手のことなど何も知らなかったことに気づく。しかも2人は意に反してチームを組まされることに…。



スパイ映画の色んな要素を満遍なく取り込んでるし、家族の問題に向き合うファミリードラマな要素も満遍なく。
かつ、恋愛の三角関係とかも取り入れてて。
かつ、コメディ。

世界を滅ぼしかねない問題と、
元妻の彼氏との関係を探ることが
同列で同時に行うとか笑。

脅して利用した人物たちとチームで密室に閉じ込められた時、身の上話しまくるしw

公私混同が凄いw


色んな要素を全部盛り込んでてすごいな〜と思うけど、
その分散漫になってる気もしないでもない笑。

まあ、絶対絶命では…!?てなっても、キチンと上手いこと片付けるので、ある意味安心して見れてよかったけど笑。
逆に、そんなミスする?でのもあったりしたけど。


アーノルド・シュワルツェネッガー主演。
シュワちゃんてドラマのイメージないなぁ。
やはり演技はそんなに〜なのかな笑。
でも、強かったりするのは違和感なしw

娘で実はCIAだったエマ役にモニカ・バルバロ。
トップガンマーヴェリックに出てた人だ。
トップガンの時も思ったけど、物怖じせず堂々とした姿はカッコよくてキュートだな。
でも、エマは途中の自己中さにウームてなった。まあ、エマというキャラクターの性格等をみると辻褄は合うので仕方ないけどね〜。

適役にボロ役にガブリエル・ルナ。
ターミネーターに出てたみたいだけど、私的にはエージェント・オブ・シールドのゴーストライダーのロビー!
ゴーストライター役のときは、一見怖いし悪そうやねんけど、弟想いで、どこか憂いのある目や背中が印象的でした。
めちゃ悪いやつやねんけど、たまに見せる不安そうな表情や目が同情を誘うのでズルいな笑。
こういう役者さん好きだな〜。


CIAチームの
アルドンとルー、バリー、ティナもよかった!

アルドンのキャラクター造型いいな。
エマもそうやけど、彼がこういう性格でこういうところが信用できてみたいなのが割と筋通ってるから納得する。
それは、ルーも。

このドラマ、それぞれのキャラのバックグラウンドを作ってるから、それぞれのキャラが行う行動について矛盾を感じないから見やすいのかも。
イラつくことしてても、この性格なら仕方ないのかなと。

ただ、ラスト、ティナは怪しいな。
別組織の潜入捜査官か、悪い組織と繋がりがあるのか。
おとなしそうで潜入捜査を堂々とやってのけるし、色々とスムーズすぎて。


バリー、アフリカ訛りの勉強でワカンダって言って笑ってしもた。
ブラックパンサー!
アメコミ好きてのもいいね。

CIAのバリーの裏方(人事や経理)の友達?同期?が出てきたのも良い感じ。
みんな能力凄いけど、プライベート普通の人と変わらんのも面白い。


エマが婚約者との結婚を望むもアルドンに揺らぐ三角関係もなー。
わからんでもないけど笑。
というのも、婚約者は本当のエマを知らんからさ。
本当のエマについて知らん相手と結婚して、本当の姿を見せないまま演技し続ける家庭生活ってしんどそう。
や。職業だけ隠して、他は割と素でおれるならまだいいけどさ。エマの場合、素を一切隠して(本当はタバコ吸うし言葉遣いも悪いし態度もガサツなこともある)、おしとやかでお上品で良い女を装ってるから、それし続けるのキツそうやなと。
婚約者は後者のエマと付き合ってるわけやから。
後者のエマもある意味エマなんやけど、それだけじゃないもんな。

そんなときに素の自分をさらけ出して話してる同じ職業で命をかけてお互い協力してる存在が現れたらグラッときそう。

まあ、でも、どっちもどっちかなー。


解決して終わるのかと思いきや、まさかの続編あるような終わり方。

他の家族にCIAであると正体がバレて、世界中の悪党から狙われるのかな。
どう終わらせるんやろ。

てか、続編出来るのかな〜。
ゆかちん

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