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軍港の子〜よこすかクリーニング1946〜のmayumayuのレビュー・感想・評価

3.8
前も見かけたけど、途中からだった。再放送を録画しました。

戦後の横須賀。
父母家族を失った孤児たちの話。
仕立物をしていた母を空襲で失い、クリーニング屋を営む親戚の家での仕打ちに耐えかねた今日一は、子どもたちだけで集まって暮らすタケと凪たちに出会う。
子どもクリーニングでみんなの生活を支えようとするが‥

正直、子どもたちの演技はまだ拙いところもありますが、それでもなかなか良かったです。
子どもたちがそこにいるにはそれぞれの訳があり、それぞれかなり辛い経験をしているのですが、当時はそんな人が沢山いて珍しくもなかったという事実。

アメリカを憎めば幸せになれるのか?
父さんは世界の誰も憎んじゃいけない、戦争が一番バカなんだ、憎めばそのバカに近づいてしまう。って言っていた。

脇に松岡茉優や岡部たかし、中野太賀。
「きれいな服はぱっと人を輝かせる」そんな母の言葉を胸に、一生懸命生きる今日一の姿が描かれる佳作でした。
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