にゃん

彼女と彼氏の明るい未来のにゃんのネタバレレビュー・内容・結末

彼女と彼氏の明るい未来(2024年製作のドラマ)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

今大好きな目の前の彼女、その過去を知っても同じように愛せるのか、ってドラマ。
友人が開発した過去が見えるVR、試運転を頼まれたまたま彼女を見つけて今とは違うやさぐれた雰囲気に気になり追ってしまう。
彼女が今の清純キャラになった訳は一郎に出会ったからだった。一郎に出逢えて自分を大切にしようと初めて思えたのだ。しかし自分の過去を知られた以上、それでも良いと言ってくれる一郎の言葉を受け入れられず拒絶してしまう。雪歌の気持ちも一郎の気持ちも分かるから苦しい。2人は結局別れて1年後偶然再会。一郎はまだ未練があるも雪歌はどうなんだろう。飄々とした雰囲気に本心が見えなかった。過去が見れるVR、他人の過去は見たいと思う。しかし自分の過去は見られたくないとも思う。人間関係においてプライベートを守ることの大切さを痛感した作品。

1. 真面目だけが取り柄の、冴えない小学校教師・青山一郎(末澤誠也)には、申し分ないほどに最高で、最愛の彼女・佐々木雪歌(関水渚)がいる。学校では児童にいじられ、上司からは評価されない…“嫌な現実”を、雪歌との幸せな同棲生活で上書きしていた。ある日、秋(山谷花純)が働くいきつけの小料理屋で、親友の西野洋平(中川大輔)と過ごしていた一郎は、ITベンチャー社長でもある洋平が開発した“過去を見られるVRマシーン”の試運転を頼まれる。半信半疑ながらも、VRマシーンを手に取った一郎だったが行きついた先は、本当に6年前の“過去”だった。そして、そこで偶然目にしたのは、恋人・雪歌の姿。彼氏は居なかったと言っていた彼女だが、明らかにガラの悪い男と2人でいた。

2. 超・清純派だと思っていた、最愛の彼女・佐々木雪歌(関水渚)の奔放な“過去”を見てしまった、青山一郎(末澤誠也)。日常生活に支障が出るほどに、そのことが頭から離れない一郎は、“過去を見られるVRマシーン”を開発した親友の西野洋平(中川大輔)に頼み、罪悪感に苛まれながらも再び彼女の“過去”を見ることに。しかしそこには、更なる悲劇が。CLUB店員のタカヒロ(落合モトキ)やその友人たちと体を重ね、乱れていたのは雪歌だった。悶々とした気持ちを抱えながらも、一郎は雪歌の母・さやか(真瀬樹里)の誕生日を一緒に祝うことになり、プレゼントを買うため待ち合わせ場所に向かうが、そこには知らない男性(青木瞭)と話す雪歌の姿が。

3. 最愛の彼女・雪歌(関水渚)の奔放な“過去”を見てしまった一郎(末澤誠也)は、目の前の幸せな日常を手放したくない一方で、雪歌とどう接していくか悩んでいた。秋(山谷花純)の働く小料理屋で珍しく泥酔する一郎の姿を見て、親友・西野洋平(中川大輔)は雪歌の過去すべてを見ることを提案。しかし、一郎は葛藤の末“過去が見られるVRマシーン”を戸棚の奥へと閉まって封印することに。一郎の勤める学校にはボランティア実習のスタッフとして、見覚えのある男が現れる。それは、雪歌と待ち合わせの場所にいた森川タクト(青木瞭)だった。雪歌とタクトの関係は本当にただの同級生だったようだ。
雪歌はその頃風邪で寝込み薬を探していた。偶然VRを見つけて履歴に自分の名前並ぶ事に驚き中身を見てしまう。帰宅した一郎を問い詰め、自分の過去を隠していた事を謝りつつも、それを隠れて見ていた一郎が気持ち悪くて仕方ないと泣きながら別れを告げてくるのだった。

4.今まで自分の人生に何一つ期待を持てず自暴自棄な暮らしを送っていた雪歌が、一郎と出会ったのは、2年前。不器用だけど実直な一郎を好きになり、その世界は一変した。一郎との幸せな同棲生活は、生まれ変わったような気分だった。VRに気づく“あの日”まではー。

5. 一郎(末澤誠也)は行く当てもなく、親友・洋平(中川大輔)の家にいた。何度連絡しても雪歌(関水渚)からは返信が無く…。生きる気力を失い「休職願」を出そうとするが出せずじまい。そんな中、一郎は担任を務める児童・天馬(黒川晏慈)が中学受験を考えていることを知る。母子家庭でなかなか受験したいことを言い出せない天馬の気持ちを察し、応援しようとする一郎。最初こそ天馬は親に本当の気持ちを言えなかったが、一郎のおかげで言えるように。

6. 「今日、15時までこっちにいます。」連絡が取れずにいた、最愛の彼女・雪歌(関水渚)からの突然のメッセージ。クリスマスイブにも関わらずひとり寂しく過ごしていた一郎(末澤誠也)は、心を躍らせながら、急いで2人で同棲していた部屋へと向かう。雪歌がどんな顔をして待っているのかー今まで伝えられなった素直な気持ちを丁寧に伝えようと覚悟を決めドアを開けるのだが、雪歌は15時以降こっちに来てという意味で送っていた。2人の関係は修復されなかったのだ。

7. あれから1年が経った。一郎(末澤誠也)が担任を務める児童たちも6年生となり、卒業が近づいていた。秋(山谷花純)が働く小料理屋で5周年パーティーがあることを聞いた一郎は、親友の洋平(中川大輔)と久々に会う約束をしていた。洋平が開発した、“過去が見られるVRマシーン”は発売され、一郎は洋平が開発を決めた理由がすでに亡くなった友人が開いたお店に生前一度も行けなかった後悔からだと初めて耳にする。雪歌(関水渚)と住んでいた街を懐かしみながら歩く一郎は、雪歌を見かけ思わぬ再会を果たす。2人はそれから散歩しつつお互いを振り返り再び別れる。しかし一郎は後ろ髪引かれる思いでいた。このままでいいのか。一郎は雪歌の元へ再び走り出す___。
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