記録

古いドラマだけどそれを感じさせない内容。

プロファイル系好きだから楽しく見られました。
マチューとの関係がいつまで経っても良くならずちょっとだけモヤモヤしたけど
続きがあるって分かって観たのでそんなに気にはならなかったかな。

ギョーム・クラモワザンは「インヴィジブル」の頼りがいがあるリーダー役を先に観ていたのでこちらの役柄マチューが青くてイジメ体質なところが終始嫌な感じ。
マチューは、犯罪心理学者で重大な過去を持っていそうな女性クロエが自分のチームに無理やりねじ込まれたことに腹を立てていて、ことあるごとにクロエに冷たくあたる。マチューの長年のチームメイトである女性刑事フレッドもクロエへの風当たりは強い。
二人の言い分は、警察はお遊びじゃない、ということ。でも見せ場はクロエの独特の推理方法なのだからメンバーもサクサクとクロエを受け入れていくようになるのかと思ったけどシーズン１を通してもマチューたちは（クロエの実力を少しは認めてはいるものの）異物としての視線を依然として強く持っている。

まあクロエも相当奇妙なキャラづけをされているので、クロエの表情をつぶさに見ている視聴者が無理解な同僚にやきもきさせられるよううまく作られている。クロエを簡単には受け入れられないということは、つまり優秀な（疑い深い）捜査員なのだということかもしれない。

見どころのクロエの心理的アプローチはなかなかおもしろい。犯罪の関係者がどういう人間でどう考えたかということをクロエが追うおかげで、聞き込みや調査など地道な部分をおおかたすっ飛ばしてスピード解決する感覚で見られる。