地震のあとでの4の情報・感想・評価

エピソード04
#4 続・かえるくん、東京を救う
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あらすじ
2025年、東京。銀行を定年退職し漫画喫茶で暮らす片桐(佐藤浩市)の元へ、突然巨大な“かえる”の姿をした「かえるくん」が現れ、間もなく地震が起こるという。「かえるくん」は30年前にも片桐と共に戦い、東京を地震から救ったと言うが、片桐にはまったく身に覚えがない。再び、2人の戦いが始まる。
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ものすごく難しかったけどセリフの端々から勝手に解釈したこと みみずくん =前しか見ずに都市を巨大化させた人間の業が作り出したもの かえるくん =過去を振り返るということの象徴 過去を忘れて生きてきた片桐さんが、地下鉄の暗い空間で自分自身と闘ったことで自分の中に過去の出来事(=震災)を受け入れるまでのおはなし。辛苦の記憶は忘れたいけど、フタをしちゃったらなんか失っていくよね、というかんじ?単純すぎるかな。。。 4話見てきてハテナが積み重なっていたけど、なんとなくこの話でまとめをしていた感はあったな。 のんさんの「かえるくん」の声がシュールで気味の悪い映像に少しばかりの誠実な拠り所を作ってくれていた。
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める

める

途中の片桐さんと同じ気持ちになった。なんなんだ。わけがわからない。帰りたい!!! 意味がわからなすぎてもう帰りたいドラマ。 無理にドラマにしなくていいんだよ。結局何が言いたいんだよ。 村上春樹が本当に嫌いになった
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age58

age58

NHKは何がしたいんだ。
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めかぶ

めかぶ

かえるくんのビジュが、手足が異常に長くて苦手でした 難しかったぁ、、、
はるな

はるな

事前情報なしで観たら、かえるくんの声(のん)と錦戸亮が嬉しいサプライズだった 音楽も映像も見事なシリーズだったな〜
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楽太郎

楽太郎

難しい作品だった。ここまで難解にしないと震災は描けないのかな
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umimi

umimi

このコメントはネタバレを含みます

「かえるくん、東京を救う」の続編に当たる作品ではあるけれど、完全にオリジナルと知り、先に原作の「かえるくん、東京を救う」を読み直す。 かえるくんのビジュアルは、去年観た映画「めくらやなぎと眠る女」に出てきたかえるくんよりはこっちのほうがイメージに近かったです。 のんちゃんの声もすごく合ってました。 みみずくんのビジュアル化もすごく良かったです(錦戸くんのことじゃなくて、地下鉄をみみずみたいに表現していたところね) 錦戸くんも良かったけどね。 今作を参考にしたという某監督のアニメのみみずより断然こっちが良かった! ただ、ストーリーとしては、1〜3話とうまく絡めたな。くらいでほかに感想はない。 村上春樹本人はどう思ったのかな? と気になった。
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おちゃ

おちゃ

のんちゃんの声 すぐ分かるな☺️ 人は 忘れるから生きていける 忘れてはいけないコトもある 本当に忘れているわけではなくて 忘れていると思い込まないと 生きていけないのかも🤔
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macky

macky

理解が難しくて1話と4話だけの視聴… 難しいなりにも一気見できるのは豪華布陣の役者さんのおかげかな ミミズくんとの戦いは「すずめの戸締り」を彷彿とさせるなと思ったらそれまでの新海誠さんの作風も村上春樹さんと似ている気がするなぁと新しい発見 のんさんや唐田えりかさん、錦戸亮くん、どんどん表舞台に出てきて欲しい、とか作品の内容以外に色々思いを馳せたドラマでした
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Gorosuke

Gorosuke

かえるくん、背高いなぁ、脚長いなぁ、 🐸声が絶妙。
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夏藤涼太

夏藤涼太

このコメントはネタバレを含みます

村上春樹の連作短編集『神の子どもたちはみな踊る』(原題『地震のあとで』)を原作に、阪神淡路大震災とオウム真理教をモチーフとした平成初期の物語を、東日本大震災と統一教会の宗教二世問題を踏まえて令和舞台でリメイクした連続ドラマの最終話。 第1話「UFOが釧路に降りる」は2025年の現代社会が1995年の閉塞感と似ているとして原作をほぼ忠実に映像化。第2話「アイロンのある風景」は東日本大震災の時間軸に移すことで緊張感のある作品に仕上がり、第3話「神の子どもたちはみな踊る」はオウム真理教モチーフが図らずも統一教会の宗教二世問題と重なり、リアルで身近な問題に感じられた。 …等々、これまでうっすらと「今やる意味」見えていたが、今回の最終話の原作からの改変によって――阪神淡路大震災と東日本大震災を経た我々の意識の――違いが明確に感じられて良かった。 原作の「かえるくん、東京を救う」は、現実を舞台とした連作短編集の中で唯一、村上春樹の本領であるファンタジー要素が強い作品だ。ドラマ『地震のあとで』の「続・かえるくん東京を救う」は原作の続編という体裁だが、基本的なストーリー展開は同じ。 最新の映像技術とのんの優れた声の演技で、村上春樹のマジックリアリズムな世界観が見事に表現されていた。 原作の「かえるくん、東京を救う」が伝えたかったのは、「この世界は名も知らぬ人々の見知らぬ活躍――犠牲――によって救われている」ということだろう。 当時――バブル後の90年代は、派手で分かりやすい、数値化された、豪華でリッチな業績や、カリスマ経営者、ルッキズム全開の芸能人が「意味のあるもの」とされた時代だ。 だが阪神淡路大震災は、そんな資本主義的・消費主義的な価値が一瞬で崩れることを示した。 本当に世界を支えているのは、平凡な名もなき人々の、地道で名もなき労働(賃金の対価としての労働ではない、するべきこと)だと…一部の人が再認識した時代でもある。 彼らの善行や勇気ある行動がなければ、阪神淡路大震災の被害はもっと大きかったかもしれないからだ。 それはまさに、かえるくんの言う「戦いに負けて命を落としても誰も同情してくれない、成し遂げても誰も褒めてくれない、誰にも気づかれない孤独な戦い」だ。 だからかえるくんは、弟と妹を男手一つで育て、人がやりたがらない地味で危険な仕事を黙々とこなす片桐を選んだ。 原作の「かえるくん、東京を救う」は、こうした人々がいることを“想像”せよ――かえるくんとミミズのファンタジックな戦いは想像力の戦いだ。無論、「物語の想像力」の力を肯定し文学の役割を再提起する意味もある――という物語であり、そして、権力も金も筋肉も不要な想像力の戦いなのだから、読者も自分の想像力で世界を変えられる――と訴えてもいた。 原作「かえるくん、東京を救う」では、うじ虫を吐き出して存在を失ったかえるくんや、かえるくんの代わりに拳銃で撃たれた片桐が示すように、自己犠牲がテーマの一つだった。 この世界には人知れず犠牲になっている人がいる――そんなニュアンスが強い。 なので、ドラマ版『地震のあとで』でかえるくんが蘇って再登場するのは、最初は原作のテーマ的にガッカリした。 だが、最後まで見るとドラマはテーマを変えていることに気づき、得心した。 それは、阪神淡路大震災とは全く異なる――ある種の人災でもあった――東日本大震災を我々が経験したからだ。 東日本大震災の原発事故は、明らかに人災だ。 それは、片桐やかえるくんのような「誰にも褒められず、気づかれないが、しなければならない仕事」を皆が放棄し、それを積み重ねた結果だ。 「こんなことに意味はない」と想像力を放棄したからだ。 ドラマで、歌舞伎町のゴミは次々湧くからゴミ拾いは焼け石に水だと、冷笑する人物がいた。 だが、意味はある。よく考えればわかることだ。 だが、想像力を使うのは疲れる。 だから皆、考えるのをやめ、言われたことだけやり、目に見える数字だけ上げ、人の目につくところだけを取り繕う。 そんな考えが増えた結果が、あの原発事故だった。 だから、ドラマ版「続・かえるくん東京を救う」は「この世界は誰かの犠牲で守られている」という原作「かえるくん、東京を救う」の受動的な物語を、主体的な物語に変えたのだ。 このシリーズ全体では、中期以降の村上春樹が描き続けた「理不尽な悪」を、「誘惑」や「現実逃避」という、ある種の“聖書的な悪”として描いている。 だからドラマ版『地震のあとで』では、片桐が誘惑に負けず、忘れたい現実を直視する選択を迫られたのだ。 かえるくんの存在も、原作「かえるくん、東京を救う」とドラマ版「続・かえるくん東京を救う」で大きな差がある。 ドラマでは、大地震を防いだかえるくんは30年前と同じように消えるが、最後に「自分は片桐の影だ」と告白する。かえるくんは片桐の善性のようなもので、二人は同一の存在だ(であるなら、ミミズもまた片桐のもう一つの影――悪性だろう)。 これは村上春樹の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』の「僕」と「影」の関係を思わせる。 一方、原作のかえるくんは片桐とは明確に別個の存在であり、それどころか敵のミミズがかえるくん自身の影――うじ虫として湧き出たことで、かえるくんが単純な善性ではないことを示しているのだろう。 原作におけるミミズ――村上春樹の描く「悪」――は、巨大で理不尽で理解不能な、対処法も分からない恐ろしいものだ。 だが、そこで考えるのをやめ、想像力を放棄してはならない。 できることを地道にやるしかない。 それが原作「かえるくん、東京を救う」のメッセージだった。 一方、ドラマ版「続・かえるくん東京を救う」のミミズは、東日本大震災の人災のメタファーであり、誘惑や現実逃避の象徴だ。それは原作の巨大な悪に比べ、矮小化されているかもしれない。 だが、現実の悪はこうした矮小な悪行の積み重ねで生じる。 それが東日本大震災を経験した我々の理解かもしれない。 村上春樹も『ダンス・ダンス・ダンス』の「文化的雪かき」で似た考えを描いている。 ライターの主人公は、自分がしている仕事にたいした意味がないことをわかっている。でも、絶対に手を抜かない。他のライターが手を抜くところでも、きっちり調べて、ていねいに書く。彼はそんな自身の仕事を「文化的な雪かき」と自嘲的に言っている。 誰もその成果を認めてはくれない、でも、朝起きた人がきちんと雪をかいておけば、後からそこを通る人が滑って転んで、足をくじいたり、骨折したりしないで済む――成果を評価されたり、賞賛されたりすることはないが、それでも、誰かがやらなくちゃいけない仕事…それが雪かきだ。 そんなふうに我々一人一人がやるべきことを、たとえ微力でもベストを尽くしきちんとやっておかなければならないことを怠り、怠慢や現実逃避を積み重ねた結果が、どこかのシステムを破綻させ、そして福島での原発事故のようなカタストロフに繋がる。 我々は想像力を放棄するのをやめ、誰も見ていなくても、褒められなくても、華々しい業績にならなくても――東京の町のゴミを一つずつ拾うような――「文化的雪かき」のような――本当にしなければならないことを、自分ひとり一人でしっかり考え、やっていかなくてはならない… そんなメッセージを、ドラマ『地震のあとで』は伝えたかったのだと思う。 民放のドラマが観客に心地よい的な快楽を与え続けて数字や話題を取ろうとするのに対し、たとえ観客に冷水をぶっかけることになり、反感を買うようなことになるとしても、「今作るべきドラマ」を作るその姿勢は、やはりNHKならではといえるだろう。 こうした最終話で『地震のあとで』が何を伝えたいのかが分かったことで、ドラマ全体の評価は自分の中で大きく上がった。 …ところで、新海誠の『すずめの戸締まり』は、女子高生の鈴芽が地下のミミズと人知れず戦い、令和の大地震を防ぐ物語だ。 この(ナマズではなくミミズが地震を起こすという)設定は、新海誠が大好きな村上春樹の「かえるくん、東京を救う」のパロディであることは言うまでもないのだが… 今回のドラマ版「続・かえるくん東京を救う」も、令和の東京の大震災を防ぐべくミミズと戦う、まんま『すずめの戸締まり』みたいな話になっていて笑った。 ところでそういう観点で見ると、諸星大二郎の『詔命』も似た話だと今更ながら気づかされる。 もっとも『詔命』は、柳田国男の「一年神主」を伝奇ホラー的に再解釈したもので、村上春樹や新海誠のようなテーマの意図はなかったとは思うが…。
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おかむら90210

おかむら90210

かえるくんのビジュが、あと声も、思ってたんと違かった…
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sinimary

sinimary

2025/4/27録画
ゆゆ

ゆゆ

突然のカエルマン。急にSFSFしてくるじゃん。 原作ではこんなSF描写が脳内にイメージされるのかな。 カエルのお腹にはアクアポリンが密集しててお腹から水分補給できるのよね。 この前NHK『ヒューマニエンス』で学んだ。 箱の中身..どこかで聞いた言葉..第1話..。 だから最初と最後に持ってきたのかな。違うかな。 と思ったら小村じゃん!やっぱり!岡田将生じゃん! 岡田将生..ホテルのバスローブのままじゃん..。 誰しも皆、心の中にかえるくんがいるってオチなのかなと思ったけどそんな単純な話じゃないと感じた。 でもあんまり分からなかった。 この話の言葉一つひとつをこれからも考え続けたい。 原作では読み終わった後どんな感想を抱くんだろう。 どんな読後感なんだろう。 のんのかえるくんアテレコって大変だっただろうなって勝手に想像した。 佐藤浩一の映画を観たくなっちゃった。 のんで大友良英だからもう『あまちゃん』じゃん。 いつか『あまちゃん』も全部観れたらいいな。
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黒苺ちゃん

黒苺ちゃん

このコメントはネタバレを含みます

為す術ないものとしての震災に対し、物語の想像力=文学の役割を肯定する原作の続編としての4話。 オリジナル脚本だからか、最終回だからか、シリーズの中でいちばん物語が簡易でわかりやすい。1995年から始まった物語も現代に到達し、1話で出てきた箱の中身の比喩も再登場し、ちゃんとシリーズをまとめている。 震災が繰り返される国において、その記憶をどう継承していくか。震災の度に災害対策の稚拙さが議論される日本の風景をかえるくんとの共闘(阪神・淡路大震災)を忘却した片桐に重ね、その回復(震災の記憶の継承)を描く。片桐の忘却を「忘れないと生きていけなかった」と肯定することで「これからを生き抜」くことを考える明るいラストだった。
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walnutspaste

walnutspaste

不思議 展開
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ハナツバキ

ハナツバキ

このコメントはネタバレを含みます

佐藤浩市演じる片桐が黙々と自分に出来ること(身近な場所に落ちてるごみを拾う)をやる。 錦戸亮が演じる介護スタッフが「ここにいたらいいのに」と言うのも聞かず「帰る」と言う片桐。 錦戸演じるスタッフが怖い表情になるのが不気味でした。 最後、同僚にあきれられながらもまた黙々と拾う片桐の顔が生き生きとして見えました。
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yayou

yayou

このコメントはネタバレを含みます

続・かえるくん、東京を救う 映画めくらやなぎと眠る女の、片桐さんとかえるくんのストーリーの続きと考えてもいいのだろうか。 真面目で仕事熱心な片桐さんがなぜ?と思ったが、あの駐車場の場所がかつての信用金庫の場所だからなのか。 想像力で戦う。応援する。 空っぽの箱は一話の小村の箱とも繋がっている。 カエルくんは片桐さんの影なの? のんちゃんのかえるくんの声良かった。 一番わかりやすいだけに、一番面白かったです。
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カエル🐸くんは自分の影なんだ。 誰にだって影はある・・それに気付けるのはほんの少しの人間だけかもしれない。
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Arcsan

Arcsan

次週、エンジェルフライト降臨! 未視聴の方は絶対観ましょう。 最高傑作です。毎話、号泣必至です。
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Sankawa7

Sankawa7

🐸カエルくんとミミズ🪱の戦いで東京の地震を抑えたストーリー 2025新宿と1995神戸を往来する佐藤浩市 新宿パート津田寛治、奥野瑛太 神戸パート 錦戸亮 カエルくん声 のん めちゃめちゃ豪華布陣
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江伊賀論

江伊賀論

このオブニバスドラマの中でも面白かった。 今作で勇逸のSF風作品。
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yama

yama

新海誠が『すずめの戸締り』でパクった地震(災厄)を起こすミミズを鎮める話。 本の方が考える余地があって面白いが、ドラマでは続編にしたことで難解な解釈を避けることができている。 ドラマ制作側がどう「かえるくん」を解釈しているのか知ることができる作品。
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