maro

私 結婚できないんじゃなくて、しないんですのmaroのレビュー・感想・評価

4.0
もともと水野敬也の著作はネタとして面白いんだけど、「なるほど!」と思える心理テクニックや、男女のあるあるなんかもうまく取り入れていて、毎回笑ってた(笑)

冒頭に前回のあらすじの入れ方が秀逸だったのと、回想シーンが必ず毎週あって、そこで、80年代、90年代J-POPを使っているのが、個人的にはとてもいいと思いました。

藤木直人と中谷美紀の掛け合いもおかしくて、「もうおまえら付き合っちゃえよ」と思っていたけど、最後、あの終わり方は嫌いじゃないです(笑)
僕も自分らしくいられることが大事だと思います。
ま、ここは人それぞれの価値観だろうけど。

だいぶ中途半端に切ったし、モヤモヤしてる人もいると思うけど、人間何が大事かってことですね。

最後、送り出した徳井は大人だと思いました。「想いがあるのに何も言わないのは後悔する」と。

しかし、あれだけ結婚したがっていたのに、今日に限って、田中美佐子と夏木マリが、いきなり真実言ってて、絶対、中谷美紀もそれに引っ張られた感はある(笑)

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田中美佐子:
結婚がゴールじゃないよー?
結婚式を挙げる日がピークじゃダメなのよ。
あと落ちるだけなんだから!
理想の結婚生活っていうのはさ、こう!
ピークは最後が理想。
人生のエンディング。
私もさぁ、今の旦那にいろいろ不安はあるんだけど、年取ってもうすぐお別れだねってときに、あんなこともあったね、こんなこともあったね、はぁ、いっしょにてよかった、そう話せるために、今がんばってる。
結婚生活は長いから~。
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夏木マリ:
結婚ってがんばってするもんじゃないわよ?
自然とそうなるものよ。
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最終回だけ観れば、結婚という「形」に囚われず、それこそ瀬戸康史の言ってた「いっしょにいたい人とずーっといっしょにいる。それだけじゃダメなのかなあ」ってところに集約された(笑)

ある意味、いろんな人の婚期を遅らせるか、未婚を促進させるようなドラマだったな。
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