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薔薇のない花屋のdaiyuukiのレビュー・感想・評価

薔薇のない花屋(2008年製作のドラマ)
5.0
汐見英治(香取慎吾)は彼女の死後、彼女の忘れ形見の雫と8年間共に過ごしていた。花屋『フラワーショップ雫』の店長を務める英治はある雨の日、盲目のふりをする女性・白戸美桜(竹内結子)と出会う。次第に心を通わす英治と美桜。だがその出会いの裏には英治を激しく憎む男・安西(三浦友和)の姿があった。この出会いは安西の周到なる罠の一端に過ぎなかったのだ。
野島伸司脚本によるヒューマンラブサスペンスドラマ。
ネグレクトと恋人を救えなかった心の傷を抱え「自分は幸せになっちゃいけない」と思い生きてきた英治が、美桜との出会いにより、恋人との記憶や恋人を棄てた神山(玉山鉄二)や恋人の父親の安西に、美桜や雫の担任の小野優貴(釈由美子)や英治を兄貴と慕う直哉(松田翔太)の助けを借りながら向き合い、未来に一歩踏み出すサスペンス色の強いヒューマンドラマを、父親を恨んでいる美桜と父親の和解、かっこつけて生きてきた直哉の更正を絡めて描いていて、欠けた心の破片を埋め合うように傷ついた者同士が寄り添うことで明るい未来が見えてくると思える英治と美桜の強い絆と愛にじんわり心が温かくなるヒューマンラブストーリー。山下達郎の主題歌も、ステキ。
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