April01

ウォーキング・デッド シーズン11のApril01のレビュー・感想・評価

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記録
多様性を出しすぎて不自然になってしまうのは近年のエンタメ創作物の常なので仕方ない。
もちろん人間性に惹かれ合って愛し合うのであり人種は関係ないとキレイごとを言えばそれまでだけど、あまりにも見境なさすぎて、生物学を無視しすぎでしょ、というツッコミを入れたくなる。
まあそれが難点とならない、真の意味での非現実的なフィクションであると割り切れば良し。

リックとミショーンは、いなくなった過程を見れば必ず最後に再登場してストーリーを締めると思っていたので、粗っぽいもったいぶったチョイ出しで終わるのが意外。
スピンオフありきの本編終了ということですかね。
ラストで繰り返されるWe’re the ones who liveというセリフは、そのままスピンオフのタイトルになってるし。

大好きなダリルと、そのソウルメイト的位置づけのキャロルのラストのシーンが良い。
ダリルが女性と恋愛っぽくなるたびに、それ以上進めたらTWD終わり!と勝手に決めつけてた自分としては、この2人の不思議な関係性が嬉しい。
原作にはないキャラで確実にドラマの成功要因の1つになっているダリルの存在感はすごい。

2人は最初からいたメンバーで、感情の紆余曲折もあり、落ち着くところに気持ちが収まり、互いへの友情と信頼が、プラトニックなI love youに込められていて深い感情が伝わってきた。

脇役に目がいきがちな自分の常として、生き残ってヒルトップで頑張ってたダイアン、いきなりコモンウェルスに行ってしまって、やれやれとガッカリしてたら、いつのまにか囚人の中にいたのか仲間に合流して戦っていて喜ぶ!結局彼女、最後までいたんだよ~!途中からダイアンは?ダイアンは?って普通なら気にもとめない人物を目で探してた。ごつくて太くて何気なくいてくれて嬉しい女戦士キャラであり続けた、有難う。
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