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ハウス・オブ・カード 野望の階段 シーズン 4のTLsのネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

最高の盛り上がりを見せたシーズン。夫婦対決、暗殺未遂、混迷を極める大統領選、暴露、過激派テロなど様々なイベントがあった。なので中だるみすることなく毎話ハラハラドキドキするものがあった。

特にすごかったのはケヴィン・スぺイシーの演技。特に父親の写真を保管していた理由を話すシーンとキャサリンを脅すシーンは凄かった。前者はフランク・アンダーウッドのどんな手を使っても栄光を掴み取るという意思がはっきりと伝わり、後者でそのことを再確認すると同時に彼が恐ろしい存在であることも再確認できた。フランク・アンダーウッドはこれまでたびたび視聴者が同情するようなシーンや共感するシーンがあったのでドラマの主人公というのもありかなり好意的に観ていたが、彼はS1、S2と「究極の手段」を実行してきた人物であり、まさに巨悪にふさわしい人物である。

またクレア・アンダーウッド役のロビン・ライトも今回ではほとんど主役といって差し支えない活躍をしており、夫ではなくパートナーとしてフランクの隣に立つ覚悟を顔で表現できていたのがよかった。正直、私はあまり夫婦喧嘩のパートが好きでないので、今回も比較的短い話数終わってくれて安心しました。

今回のシーズンラストでは中々ダークな終わり方で尚且つ次シーズンがより容赦ない展開になることが予想できてますますこのドラマにハマってしまう。
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