いよら

魔女の法廷のいよらのレビュー・感想・評価

魔女の法廷(2017年製作のドラマ)
3.6
チョンリョウォンが検事を演じたもう一方の作品。

これ、予告とかで「法廷ラブコメディ」なんて言われてましたけど、ラブ要素は少なめです。(『検事ラプソディ』ほどではないですけどね。あちらは完全にお仕事ドラマ。)
ラブコメよりもサスペンス要素の方が強いです。
前半は性犯罪者に対する法廷ドラマで後半は復讐サスペンスものという感じですね。

チョンリョウォンが演じているマ・イドゥムというキャラクターは、勝つためには手段を選ばず、人の気持ちに配慮しての行動はしない人物なので、なかなか共感はしにくいです。(このあたりは検事ラプソディでのミョンジュの方が共感しやすいキャラクター)。でも割と後半は、少し変わってくるので、ちょっとずつ好感が持てるようになってきました。ちょっと抜けてるところがあったりするのもよかったです。
もう一方の主人公であるユンヒョンミン。彼が演じるヨ・ジヌクというキャラは精神科医から検事に転職したという異色のキャラで(こんなこと実際にする人いるんですかね?)、正義感が強く、常に被害者に寄り添うような人でした。
その2人のコンビが最初は凸凹なんだけど、段々と…っていうパターンは面白かったです。
ラブ要素は少なめですが、ちょこっと入るやり取りが面白かったです。中盤とラストで2人の立場が入れ替わったような演出のシーンとか笑っちゃいます。

ダークな部分も多いドラマですが、結構思ったよりは楽しめた作品でした。
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