トランティニャン

ベター・コール・ソウル シーズン6のトランティニャンのレビュー・感想・評価

5.0
5点以外付けられない。完璧なサーガの終わりだった。
13話の使い方を予想できた人もいなかっただろう。じっくりとした語りと大胆な判断で、重要なシーンが続いていく。「タイムマシン」のように時間軸を行き来して、ジミーはソウルになり、ジーンになり、そして新しいジミーになる。そのプロセスには『ブレイキング・バッド』にいない者たち、ナチョ、ハワード、キムの結末が大きく関わっている。ミッシング・リンクだけでなく、その後をも提示する存在だったのだ。

最終話、どん底からあっと驚かせる方法でジミーやソウルであることを乗り越える。しかもそれは、彼が弁護士だったからだ。後悔ではない決断の先に待っていたのは他でもない。世界中のファンが成仏できたはず。