トランティニャン

ウォーキング・デッド シーズン10のトランティニャンのレビュー・感想・評価

3.0
追加エピソード含めようやく観終わった。ちょっと観ては中断しての繰り返し。もはやその程度の存在になってしまったということ。ここまできたら最後まで見届けないといけないというサンクコストが重くのしかかる。もうすぐファイナルシーズンが始まるけど、すぐに見始める予感がしない。

シーズン10も、主要キャストが意味不明な理由で去ったり戻ってきたりする。どちらも「外側のご都合」でしかなく、後者の今更感はかなりきつい。けど、スパイスにはなり得る。そんな中、アウトローだったのにリック退場でリーダーを無理くり背負わざるを得ないダリルと、その抗えない魅力から善人にならざるを得ないニーガン。結構死にそうで死なない、そして変われそうで変われず同じことを繰り返すメインキャストたちに振り回される。ウィスパラーズとの戦いは一部見所もあったけど、前シーズンの衝撃度は無く。

良かったエピソードはなぜかサイコスリラーの色彩をもった7話と、クライマックスの16話か。ウォーカーの中に塗れるのは、基本無事だと思いつつも冷や汗かく。
コロナの影響を色濃く受けた追加エピソードは基本蛇足だが、ニーガン誕生はもっと面白く、長くできたはずなのに無念。それでも漫画原作より良い脚色がなされてる。

色々言ったけどファイナル、背負わされたダリルには実生活同様幸せになってほしい。