なお

ゲーム・オブ・スローンズ 第七章: 氷と炎の歌のなおのレビュー・感想・評価

4.2
"共通の敵"

七王国の熾烈な権力争いを描くドラマのシーズン7。
物語はいよいよ終結に向けて動きつつある感が満載。

✏️壁の向こうには何がある?
これまでのシーズンにて、「よくわからない謎の存在」として描かれてきた「死の軍団(ホワイトウォーカー)」を率いるナイトキング(夜の王)がついに人類に牙を剥く。

死の軍団の恐ろしさを目の当たりにしてきたジョンは各地の王家に対して「一時休戦」および、死の軍団を打倒するために「一時共闘」することを申し出る。

だがしかし、思想も主義も違う王家をひとつにまとめるのはそう簡単なことではない。
ジョンの申し出はバチバチの敵対関係であるラニスター家にも及ぶが、サーセイは当然これを快く思わない。

だがしかしその反面、非常に強力な戦力---デナーリスの協力を得ることに成功する。
統率の取れた兵士が集まる<穢れ無き軍団(アンサリード)>に、街を一晩で滅ぼす力を持つドラゴン3体を率いる女王・デナーリスの加勢は心強い。

そして、ゲーム・オブ・スローンズらしい王同士のロマンスも…
死の軍団打倒に向け、身命を賭して奔走するジョンに惹かれるデナーリス。
自らの家臣だけでなく、このゲーム・オブ・スローンズというドラマを牽引する主役級の二人が合流し、結託する姿は思わず胸が熱くなった。

☑️まとめ
他にも特筆したい事項は様々あるのだけれど、どうしても長くなってしまうのでこのあたりで。
来たる最後の戦いに向け高まる期待と興奮。

当シーズンから、1話あたりの視聴時間が当たり前のように1時間を超えてくるようになる。
第7話に至っては約1時間20分と、ちょっとした短い映画くらいの時間になっている。

だがしかしそれも納得の、視聴者の目と心を掴んで離さないクオリティは当シーズンも健在。
なお

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