ビッグ・リトル・ライズ＜シーズン1＞の漱石枕流のネタバレレビュー・内容・結末

なかなか豪華な顔ぶれに惹かれるシリーズである。ハリウッド映画で主役もしくは準主役を張っている女優が、私が知っているだけでも４人も出演しているのだ。

ドラマの内容はサスペンス。最初のシーンで殺人の可能性を秘めた死亡事故が起こったことが伝わるが、具体的な詳細はまったくわからない。それが時間を巻き戻して順を追って描かれていくと、いくつか事件につながりそうな出来事が現れてくる。視聴者は、どの件が事件へと発展するのか、頭のなかであれこれ推測しながらシリーズを追っていくことになるわけである。

（以下、ネタバレ）そして事件の全貌が明かされるのは、最終回の終盤。かなりぎりぎりまで引っ張られるので、真実はいかに！　と、いやがうえにも期待は高まったのだが・・・

しかし私は正直なところ「えっ、これだけの事件なの？」と思ってしまった。もっと、あっと驚く真相が出てくるのかと思っていたのだ。たしかに加害者は意外だった。だけど、それがどうしてマデリンの元夫の妻なのだろう？　物語的に考えて必然性がないと思うのだが。

それよりも、ジェーンをレイプした男がセレステの夫だったことの方が驚きである。とはいっても、なんだか韓ドラ並に世間が狭い感があるが・・・　ここは突き落としたのがジェーンだったら、納得が行ったかもしれない。その方が（本人はともかく視聴者にとってはもっと）溜飲を下げることができただろう。